こんにちは。安藤はま子です。
インナーチャイルドは内なる自分のことですが、成長しきれないままあなたの潜在意となり現在のあなたの生活に影響を及ぼしています。
インナーチャイルドを成長させるためには、癒しや教育が必要です。今回は、インナーチャイルドについて知りたい、癒しや教育について学びたいと思われている方のために、私がおすすめする本をご紹介いたします。
本を読む際の注意点などもお伝えします。
インナーチャイルドについて学び、あなた自身の助けになるよう参考にしていただければ幸いです。
この本は、インナーチャイルドに関する解説からインナーチャイルドと触れ、再生し、養育する方法までの全体を網羅していて読み応えがあります。
アルコール依存症の父親を持った著者が身体的・心理的に傷つき、苦しみながら大人になり、自身もアルコール依存症となった後、アルコール依存症を克服してカウンセラー・神学者となります。
その後、悲しみや怒り等を心の奥深く抱えたまま生きていた著者は、自分と同じような人たちの心の回復のためのワークを始めます。
それが自分のインナーチャイルドと出会い自分の思考と行動に大きな変容をもたらすことになっていき、インナーチャイルドに向き合うことの重要性に気付いていくことになります。
インナーチャイルドの癒し方、心の育て方などのワークについて、かなり専門的にきめ細かく書かれていますので、専門家にも学びがたくさんあります。
ただ、たくさんの回復法が詳細に説明されているため、気軽にインナーチャイルドの癒しについて知りたい方には読みづらい本かもしれません。
しかし、自らを救った体験者でありながら心理の専門家・神学者としての著者の言葉は力強く、勇気づけられ、お読みになることで心の癒しや生きていく力をもらえるでしょう。
傷ついたり勘違いしたインナーチャイルドを内に抱えながら大人になった人が、どのように回復して心を成長させていけばいいのかを丁寧に説明してくれる一冊です。
自分の苦しさがどこから来るのか、生き辛さの訳が分からないことについて分かりやすく教えてくれ、回復への希望を与えてくれます。
心を回復させていくためのレッスンが段階的に丁寧に解説されているので、一人でも取り組んでいきやすいでしょう。素晴らしい点は、読み進めていくうちにやるべきことで頭の中が混乱するのを防ぐため、まとめのような振り返り事例が挿入されていることです。
自分を変える作業は一朝一夕にはできないので、焦らず着実に実践するよう何度も読者を諭してくれるところも実践書として優れているかと思います。
著者のティク・ナット・ハン師は、ベトナム生まれの禅僧で、仏教の智慧をどう現実世界に応用し、苦しみを救うかを考え、実践してきました。
このように書くと、難しい内容の本かと思われるかもしれませんが、書かれていることはいたってシンプルで、インナーチャイルドを呼吸を使ったマインドフルネス(気付き)の瞑想で癒す練習方法に終始します。
この本の素晴らしさは、一言一言が心の奥深くまで染み渡るような深遠な言葉の連なりになっていることです。インナーチャイルドを日々どのように癒していけばいいのかを分かりやすく教えてくれ、かつ人間がいかに現実を生きていけば幸福になれるかを的確な言葉で教えてくれます。
この本は癒しができていなかった方、すでに癒しができている方にも更なる癒しを与えてくれる一冊となるでしょう。
この本はインナーチャイルドはあなたの味方であり最高のパートナーなので、インナーチャイルドと常につながり、愛し、慈しむことが重要だと強調しています。
著者のマベル・カッツは職業的にも物質的にも恵まれ、優しい夫と二人の子どもに囲まれて暮らしていましたが、とても怒りっぽくて幸せではなかったそうです。そうした中で、長男が自分の怒りや憤りをそのまま受け継いでいることに気が付き衝撃を受け、そこから自己探求を始めてホ・オポノポノに出会います。
ホ・オポノポノは、ハワイに古代から伝わる問題解決法で、「間違いを正す」「誤りを修正する」という意味があるそうです。
「ありがとう」「愛しています」の言葉をただ繰り返しているだけで(以前は「ごめんなさい」「許してください」と4つの言葉でした)、インナーチャイルドが癒され、悩みや問題となる記憶を根本から削除、修正してくれるという、とても簡単な方法なのです。
あまりにも簡単過ぎるため信じがたいかもしれませんが、実践されるとその効果のほどがお分かりになるかと思います。
自分を大切にすることの重要性について書かれた本です。直接インナーチャイルドについて事細かくは書かれていませんが、間接的にインナーチャイルドを癒すこと、愛することの大切さを語っています。自分というインナーチャイルドをいかに理解し大切にしなければならないかが分かりやすく説明されています。
著者自身が困難な人生を乗り越えて得た、幸せで健康に生きる方法を詳細に解説していますので、一度に読むよりも、少しずつ読み進めていく方が著者の言いたいことが分かりやすいかもしれません。
自分を大切にして、自分に正直になること、すべては自分の外側ではなく内側にあると、自分に真剣に向き合うことの大切さを教えてくれる、じっくり読みたい一冊です。
本をご紹介する前に、インナーチャイルドという深い意識に触れる本を読む上での注意点をお話ししておきたいと思います。
傷ついたインナーチャイルドが多い方は、子どもの頃の思い出が本の内容と重複して感情が揺さぶられそれに耐えられない場合があります。
また、忘れていた嫌な記憶がたくさん思い出されるようになり、気分が悪くなったり、気持ちが落ち込んだりなさる方もいます。
気分が悪くなったり、気分が落ち込むなどの症状がある場合には、その本を読むのは止めた方が良いでしょう。嫌な気分になりながら読んでもいい事はありませんので。
どうしてもご自分について解決したい、仕事や子育て、夫婦関係などで問題が起きているということで解決する必要がある場合には、インナーチャイルドについてのカウンセリングやセラピーを行っている専門家に相談なさることをおすすめします。
インナーチャイルドについて知りたいという方は、以下のような順番で進めていかれるとそれぞれの知識や体験が蓄積されて、よりインナーチャイルドの癒しや成長が早く進んでいくことでしょう。
国内外の本、ネットの記事もたくさんありますので、ご自分に合うと思ったものを読まれことで、理解が深まります。
面白いと思えるもの、または興味深く読めるものを選ぶのがインナーチャイルドについての本や記事を読むための重要ポイントです。
本や記事を読みながら、読み終えてからでもかまいませんが、一人になれる静かな場所で自分自身に向き合います。本や記事から得た情報を元に癒しのトレーニングをしたり、瞑想をしたり、自分への問いかけをしたりしましょう。
こうして体験をすることで、知識だけではわからない自分の中にある正直な気持ちに気付いたり、抑圧していた感情を解放できたり、コントロールできなかった感情の扱い方が分かるようになります。
本や記事だけではなく自分自身に向き合うことはインナーチャイルドについてよく知るための大きなステップとなるでしょう。
自分自身に向き合うことで、どこまで自分ででき、どこからが自分ではできないということがなんとなくわかると思います。
専門家へ相談することで、自分ではできない、見えない部分についてフォローしてもらえます。また、本格的な癒しや解決へと繋がりやすくなります。
本や記事を読んだ段階で、自分では難しそうだと感じたり、感情的になってしまい一人では無理そうだと思われた場合にはご相談なさる方が、インナーチャイルドの癒しや成長に役立つでしょう。
今回はインナーチャイルドについて書かれた本をご紹介しました。インナーチャイルドはあなたに様々ことを教えてくれ、あなたを成長、幸福へと導いてくれる存在でもあります。
インナーチャイルドを癒し、成長させることはあなたの生活に穏やかさをもたらし、自信ややる気を起こさせてくれます。
あなたがインナーチャイルドと仲良くなり、より良い人生を創っていかれるよう心より願っております。
インナーチャイルドカウンセリングをご希望の場合や現在の問題を根本から解決なさりたい場合は、サラカオルにご相談ください。
]]>こんにちは。安藤はま子です。
インナーチャイルドを癒すことは、あなたの人生を根本から変えることにつながります。なぜなら、インナーチャイルドはあなたの土台の部分にあたるからです。
この記事では、インナーチャイルドを癒す方法や癒し方についてのよくある質問などについて解説します。
ご自分で実践できる方法をお伝えしますので、心当たりのある方はぜひお試しください。
インナーチャイルドとはあなたの過去の意識です。大人のあなたの中に内包されていて、インナーチャイルドについて考えない限りその存在(意識)に気付きませんが、インナーチャイルドは誰でも持っている古い意識です。
この古い意識があなたの土台となっていて、大人になったあなたの思考や感情、行動のパターンになっています。ここではインナーチャイルドの特徴を簡単にご説明しておきます。
大人になるとは心身が成長していくことですが、インナーチャイルドは幼い意識のまま成長しないで大人のあなたの内に残ります。
幼い子どもは、視野が狭く、相手の立場を理解したり、相手と折り合いをつけたりなどということができません。幼いということは心が未熟だということです。ですから、認識も未熟です。
認識が未熟なので親から怒られたら、「怒られて怖い」、「親は私のことを嫌いなんだ」と自分のことしか考えられません。その時の状況や親の考えなどは想像できないのです。そして傷ついたインナーチャイルドのまま留まり、大人のあなたの思考や感情、行動に影響を及ぼしているのです。
インナーチャイルドは理性的に考えることが苦手です。感情で反応するためコントロールするのが難しく、そこから問題が生じます。
例えば、子育てで子どもが言うことを聞かないということはよくありますが、そうした時に子どもに対して怒りが異常に起こり、自分でも止められないほど怒鳴ってしまったということが何回もあるとします。これは子どもの頃に親にわかってもらえず理不尽な怒られ方をしたインナーチャイルドが、「なんでわかってくれないの!」と思い、親の理不尽さに対して怒りが相当あるためです。子どもが言うことを聞いてくれないと理性的な判断ができず瞬時に昔の怒りが沸き上がり、自分でも止められなくなるのです。
このようにインナーチャイルドが感情で反応すると簡単にコントロールすることができず、また同じような場面で子どもを怒鳴り、そんなふうに怒鳴る自分を嫌になり自責感にかられるという繰り返しになります。
インナーチャイルドを癒すとはどういうことなのか、その目的と癒すことによる効果についてご説明します。
インナーチャイルドを癒す目的は、現在のあなたの心が楽になり生きやすくなるためです。インナーチャイルドを癒すとは、子どもの心のまま留まって怒りや悲しみを抱えているインナーチャイルドを理解して認め、愛してあげることです。
注目してほしい、愛してほしい、助けてほしいと思っているインナーチャイルドが自分の中にいることさえ、多くの人は気付いていません。ましてや、そのインナーチャイルドが現在の自分に多大な影響を及ぼしているとは想像できないでしょう。
そんな自分のインナーチャイルドに向き合い始めると、静かに癒しが始まります。
インナーチャイルドを癒すと、あなたの心はしだいに落ち着き、感情的に反応することが少なくなっていきます。
自分の感情を癒すことは家族との関係において顕著に現れます。インナーチャイルドを癒せば、家族への恨みや悲しみ、憎しみなども癒されていき、少しずつ消滅していきますから、いがみ合っていた関係から優しさや絆が生まれていきます。
自分自身を愛していくことで、苦しみが少なくなりやすらぎや愛が増えていきます。自分や人を責めることも減っていくことでしょう。こうしたことから、人間関係は全体に良くなっていきます。
インナーチャイルドは癒されることで元気が出て、本来の自分自身を取り戻していきます。それと共にやる気が出て、恐れずに自分の望む人生に向かって歩もうと思えるようになっていきます。
インナーチャイルドの癒し方はいろいろありますが、ここでは誰にでもやり易い癒し方をご紹介します。癒し方のプロセスは以下のようになります。
それぞれについて解説していきます。
6歳以下の傷ついた経験、悲しかったこと、悔しかったこと、失望したことなどの出来事を一つ思い出します。
思い出さない、何も記憶がないのでしたら7歳以上の出来事でもかまいませんが、小さければ小さいほど根本からの癒しができます。
たくさん出てきたときには、その時気になるものを一つ選んでください。
ここからは目を閉じて行います。深くゆっくりとした呼吸をします。
step1の出来事をイメージします。そして、その出来事から感じるネガティブな感情を全て見つけます。
例えば、怒り、不安、悲しみ、絶望、恐怖等です。
step2で見つけたネガティブな感情を感じながら、その時の自分の気持ち、相手(多くは親)に言いたかったこと、言ってほしかったことやしてほしかったこと等、その時は言えなかったことを口に出して言います。
「こんなことを言っても無駄」、「こんなことを言っても仕方ない」などとあきらめるのではなく、心の奥深くに眠っているあなたの思いを全て口に出すことが大切です。
古いネガティブな感情は言葉にして吐き出してしまいましょう。これがしっかりできるとあなたの心はかなり軽くなるはずです。
感情を吐ききってもチャイルドは悲しそうであったり、下を向いていたりしていて傷ついたままですので、大人のあなたがチャイルドにそっと近寄り、静かに話しかけます。
そして、チャイルドの気持ちに共感して「辛かったね」「悲しかったね」「悔しかったよね」などとチャイルドが満足するまで言ってあげましょう。
できるなら手をつなぐ、頭を撫でてあげる、抱きしめてあげるなどのスキンシップもしてあげるとチャイルドは癒されるでしょう。
チャイルドの表情が和むまで焦らず、ゆっくりと丁寧に接することが大切です。
チャイルドを癒すのが難しい場合や癒しが少しでもできたら、チャイルドにお礼を言い、深呼吸をして、目を開け終了します。
はい、一人で行えますし、行っても大丈夫です。もし、過去の出来事やインナーチャイルドに対し嫌な気持ちが湧き、どうしても先に進めないときには目を開けていただければ、日常に戻れますのでご安心ください。
できれば専門家と一緒に何回か行う方が、分かりやすく、安心して行えると思います。
今回ご紹介した方法ですと先に出来事を探しますのでインナーチャイルドは見つけられますが、いきなりインナーチャイルドを探すやり方の場合、インナーチャイルドを見つけられないことがあります。
それはあなたがインナーチャイルドに会いたいと思う気持ちがまだ十分でないためです。潜在的にインナーチャイルドに触れたくない思いがあるのかもしれません。
まずは「私のインナーチャイルドに会いたい」と心から願ってください。あなたが望めばインナーチャイルドを見つけることができるようになるでしょう。
会えるまで時間や日にちをずらして何回か行ってみるといいでしょう。
出来事にしてもインナーチャイルドにしても、イメージが鮮明に浮かぶ人となんとなくぼんやりとしか浮かばない人がいます。
鮮明に浮かばないのはその方の脳のタイプが視覚型ではないためです。イメージが鮮明でなくても、なんとなく出来事やインナーチャイルドを感じることができれば、それで十分癒しはできますのでそのまま進めていただいてかまいません。
感情を感じるようにすれば問題ありません。
とても傷ついているインナーチャイルドは敏感で繊細です。たとえあなたでも気軽に近寄らせないでしょう。
最初から癒しをするというよりも距離をとって「この辺りなら一緒にいてもいい?」と尋ね、了解が出たら、インナーチャイルドから離れた場所に一緒にいるということから始め、徐々に距離を縮めていくようにします。
あなた自身が自分のことを嫌いですとインナーチャイルドを認めたり、愛したりすることが難しいかと思います。
こうした場合は、先ずはインナーチャイルドセラピーやインナーチャイルドカウンセリングを受けて、専門家と一緒にあなたの心を癒し、その後一人で癒すようになさった方がうまくできるでしょう。
はい、何回も行うことで癒しも深くなり、あなたの心の変化へとつながりやすいです。
長年傷ついた気持ちを持ち続けてきた人が数回の癒しで癒されることは難しいものです。感情を解放するのにも段階があり、できているようでいてすぐまた元の状態に戻ってしまうということもあります。
気長に焦らず、インナーチャイルドを愛せるようになり、「もう大丈夫」と思えるようになるまで続けることをおすすめします。
インナーチャイルドの癒しはあくまでもセラピーの一つのプロセスであって、癒しだけですと問題となっていることの根本の思い込みが変化しません。それで、癒されたけれどスッキリしないという現象が起こります。
インナーチャイルドの癒しはとても効果のあるものですが、根本からの解決を望まれる方はインナーチャイルドセラピーやインナーチャイルドカウンセリングをお受けになった方がよろしいでしょう。
今回はインナーチャイルドの癒し方についてまとめました。
癒し方がうまくできないというご質問がときどきありますので、質問形式でお答えしました。参考にしていただければと思います。
癒しがうまくいくとあなたの気持ちや生き方に変化が生まれます。自分を愛し、大切にすることは自分の世界を穏やかで豊かにすることにつながりますので、お時間をとってぜひなさってみてください。
できれば、何度か専門家の元でインナーチャイルドセラピーをお受けになると、癒し方がお分かりになりご自分でもやり易いでしょう。サラカオルでもインナーチャイルドセラピーを行っておりますのでご相談ください。
]]>こんにちは。安藤はま子です。
40代~50代になり、「子どもの手が離れた」「子どもが家を出て独立した」「可愛がっていたペットが亡くなった」「40歳を過ぎて友人が先に結婚した」「親の介護が終わった」「仕事にやりがいがない」などがきっかけになり、気が付いたら気分がすぐれない、めまいがする、汗が異常に出るなどということがあれば、更年期の症状かもしれません。
更年期障害について聞いたことはあっても、自分が更年期障害になると思う方はあまりいないかもしれません。ですから、よくわからない症状にどうすればいいのか一人で悩んでしまうこともあるでしょう。
更年期の方やもしかしたら更年期障害かもしれないと思われている方はご覧になってみてください。参考になるかもしれません。
閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を更年期といい、その期間に現れるさまざまな症状の中で他の病気によらないものを「更年期症状」といいます。そのうち、症状が重くて日常生活に支障を来す状態が「更年期障害」です。
更年期だからと言って誰でも更年期症状や更年期障害が現れるわけではなく、結構個人差があります。症状がひどい人は寝込むほどですし、まったく症状が現れない人もいます。
更年期障害についてあまりよく知らなかったり興味がなかったりすると、自分に現れている症状が更年期障害だと気付かないまま辛い思いをしている方もいるかと思います。
そのような場合、受診やカウンセリングなどを受けるまでに時間がかかってしまい、辛い時間が長引いてしまうこともあります。
更年期は女性ホルモンの減少、自律神経の乱れや人生の変わり目にもなるため、様々な不調が現れやすくなります。
よくある更年期の症状としては次のようなものがあります。
あなたも知り合いやお母さんなどと話していて、よく話題に上る症状は、顔がほてる、上半身がぼーっとのぼせる、急に滝のような汗が出る、めまいがして歩けない、動悸がするなどではないでしょうか。
中には生理不順などから貧血症状が出る人もいます。知り合いでうつっぽい症状の人をご存じかもしれません。更年期にはこのように様々な身体症状が現れますが、その人により症状は様々です。
医学的側面からの更年期障害が起こるメカニズムについては医師などが書いているサイトをご覧いただくとして、ここでは更年期障害の心理的要因についてご説明したいと思います。
更年期は体の機能の変化と共に生き方や考え方を変て次のステージに行く、ある意味ステージアップの時期に相当します。ステージが変わっていくときには、心が揺れて潜在意識にある解決できていない問題が浮上してきます。
体はホルモンが減少したりしてうまく対応できず不安定になり、心も人生の過渡期になり安定しないため、その不安定さから生まれる思考や感情が更年期障害というかたちで現れるのです。
更年期障害が起こる要因として3つあります。
子どものいる人は、子育てはまだ終わっていなくても小さい頃のように親を必要とする時期ではなくなります。早くに子どもができた人はすでに子どもが自立している人もいるでしょう。
親、特に母親にとって子育ては生きがいでもあります。必要とされなくなる寂しさや虚しさを自分にも周りにも知られたくなくて、ちょうど更年期の体の変化と相まって更年期障害というかたちで現れます。
家族のためだけに生きてきた人は、自分のことを後回しにして家族に尽くしてきました。自分のために生きることを忘れてしまっているため、自分が何をしたいのか自分の楽しみは何かがわからなくなってしまうこともあります。
意識がある人、意識がない人がいますが、親への怒りを心の奥に持っている人は結構います。それが更年期の不安定な状態で増幅されるのです。
子どもの頃に感じた親への怒りが潜在意識に蓄積されていて解消されていないため、親に感じたことを子どもや配偶者に感じて怒りが出ます。ネガティブ感情で心が揺れるため更年期の症状として現れます。
過去の悪い行いや過去に失敗したことは、自分にとって嫌な出来事として潜在意識に残っています。普段は思い出さないように蓋をしているのですが、体が不安定な更年期のときに思い出し罪悪感や自責感が生じます。
罪悪感や自責感はかなり重い感情ですから、体の不安定さに乗っかるように更年期の症状として現れるのです。
更年期症状や更年期障害はすぐに治るものではありませんが、他の病気が潜んでいない限り必ず終わりがありますので、うまく付き合っていくことが大切です。
周りからはなかなか分かりづらいのが更年期の症状です。「わかってもらえないだろう」と思い家族や職場に言わず我慢してしまったり、病院にも行かず我慢するということはありがちです。
しかし、我慢してもすぐに良くなることはありませんから、早めに周囲の人たちに話して少しでも気持ちを楽にしたほうが辛さを緩和できるでしょう。
家族にもあなたの状態を話して協力をお願いしてください。その場合、あなたがやってほしいことを伝えると、家族もあなたが何を欲しているのかがわかるので、協力しやすいでしょう。
我慢し過ぎて症状が悪化することもありますから、無理しないでくださいね。
あなたの周りの同年代や年長者の女性、あなたの母親などに更年期の話を聞てみてください。多くの女性たちは経験を語ってくれるでしょうし、質問すればいろいろ答えてくれるはずです。
そうすることで、あなたも「自分だけではないんだ」と分るので安心できるでしょう。また、誰かに話しかけることであなたのことも聞いてもらえ心が楽になると思います。
今まで家族のために、職場のために、近所のためになどと、自分よりも家族、仕事、世間などを優先して生きてきた人は、自分のことを後回しにしていました。そろそろ自分のために生きることを考えてみてもいいのではないでしょうか。
家族、仕事、世間どれも必要ですが、自分とのバランスを考えてかかわるようにできるといいですね。
あなたの好きなことをやる、あなたの食べたいものを食べる、あなたの学びたいことを学ぶ、あなたが本当にやりたいことは何なのか考えてみてください。
あなたのすべてを粗末に扱わないようして、あなた自身を愛しましょう。
適度な運動は気分転換や身体の代謝を良くする効果があります。足腰に負担が大きい運動は避けて、ウオーキング、ストレッチ、ヨガ、水中ウォーキングなどから始めてみてはいかがでしょうか。
運動はできないと思う人は、買い物がてら歩けばいいでしょう。家の中でできる体操やダンス、家事などもマメに動くようにするとちょっとした運動になります。
「この音楽を聴くと気持ちが落ち着く」、「この香りをかぐと頭がスッキリする」、「この汗拭きシートを使うと汗が噴き出しても気にならない」、「動物の動画を見ると笑顔になれる」など、自分が好きで自分に合ったものを探してみてください。それらを周りに置くと嫌な気分から少し解放されるはずです。
更年期と上手に付き合うには、「自分の好きなもの」に囲まれて暮らすことです。辛い中でも幸せな気持ちを味わえるよう、意識的に自分を癒してくれるものをみつけてみてください。
更年期の症状があるからと言って必ず受診しなければならないわけではありませんが、症状がひどいときには我慢し過ぎず婦人科または産婦人科を受診してみてください。あなたに合った治療をしてくれるでしょう。
稀に他の病気が関係していることもありますので、注意が必要です。
医師によっては更年期の治療が得意でない方もいますので、あまりしっくりこないときは何軒か行ってみて決める方法もありです。
最初の方で説明しましたが、更年期の症状には心理が関係していますので、カウンセリングは更年期の症状を改善する効果の出やすい方法です。
話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になるでしょう。また、更年期後に人生を充実させていくためにもカウンセリングが役立ちます。
カウンセリングも自分に合ったカウンセラーをみつけるのがうまくいくコツです。合わないときには無理をしないで違うカウンセラーを探す方が、やり易いでしょうし効果も出やすいです。
人生の流れから考えていくと、人生の変わり目にこれからの生き方を考えるために起こっているのが更年期障害だと言えます。今までの考え方ややり方ではなく、新たな考え方ややり方を見つけていくのが更年期なのです。
サラカオルでは、あなたが生き方を見直し新たな生き方に変化していけるよう話し合っていきます。話をすると気持ちが楽になりますので、お気軽にご相談ください。
インナーチャイルド療法も行いますので、癒しや心の変化へとつながります。
更年期障害に対するカウンセリングに向いているのは次のような方です。
更年期を前向きに捉えれば、人生を変える絶好のチャンスになります。あなたも辛さを乗り越えて明るい未来をつくっていきませんか。
サラカオルはアットホームな雰囲気のなかでカウンセリングを行っております。お気軽にご相談ください。
]]>こんにちは。安藤はま子です。
インナーチャイルドに興味のある方向けに、今回はインナーチャイルドとは何か、どのようなタイプがあるのかなどについて取り上げました。
インナーチャイルドをコントロールできればあなたの人生は面白いように変わっていきますよ。
インナーチャイルドとは「内なる子ども」という意味です。
インナーチャイルドは現在の悩みや問題をつくっているあなたの過去です。
インナーチャイルドは一人だけではなく何人もいます。その内なる子どもたちが、現在のあなたの考え、感情、行動などをつくっているのです。
子どもの頃(7歳頃まで)の出来事で感じた感情や思考から生まれたインナーチャイルドが、大人になってもそのままあなたの仕事や人間関係に多大な影響を及ぼしています。
厄介なのは、インナーチャイルドが潜在意識であるために分かりづらいということです。しかし、インナーチャイルドはあなたのちょっとしたところにその端々を現すことがあります。
あなたが自分の内側に意識を向けていけば、インナーチャイルドを見つけたりインナーチャイルドと対話をしたりできます。
インナーチャイルドは大きく分けて2つのタイプがあります。
このインナーチャイルドは、親、きょうだい、祖父母、その他の人たちから傷つけられたと感じています。傷ついたことで、人を信じられなくなっている、怖がっていたり怒りや不安を感じています。
傷ついているインナーチャイルドが現れる場面を次の例で説明します。
「上司から注意を受けると無性に腹が立ち、注意されたことに従いたくないと思う。」
普通に考えれば、職場の上司に言われたことなので感情的にならずに言われたことを冷静に考えたり、その言葉に従って自分のやり方を見直すなり変えるなりしますよね。
ところが、この人は上司から注意されると瞬時にインナーチャイルドが反応して怒りの感情が湧いてきます。そして、上司に対して攻撃的な気持ちになり注意されたことをしたくなくなるのです。
これは上司=父親になっているからです。このような場合、この人は子どもの頃に父親から何かを注意されてそれに従わなかったため、父親からひどく怒られた可能性があります。
その時に湧いた怒りや「わかってもらえない」などの思考がインナーチャイルドとなりました。そして、現在でも同じような状況になると感情的になり、注意されても従いたくないと思ってしまうのです。
子どもっぽいインナーチャイルドは、傷ついたことで生まれたわけではなく、その人の子どもっぽい思考がもとになっています。
子どもっぽい思考とは、好きな事だけしていたい、あれもこれも欲しい、いつも遊んでいたい、面倒なことはしたくない、努力しないで有名になりたい、注目を浴びていたい、勉強をしたくないなどという考えです。
こうしたインナーチャイルドは、現在のあなたを怠け者にしていたり望みが叶わない状態にしています。傷ついているインナーチャイルドとは違うタイプではありますが、あなたの現在に問題を起こしている場合が多いのです。
例えば、お金が欲しいけれど努力はしたくないない。楽をしてお金を儲けたいと思っている場合、子どもっぽいインナーチャイルドが潜在意識にいます。お金を手にしている人で、何もしないで楽にお金を手に入れている人はいません。
「努力なしで楽にあなたも高収入になれます!」などと宣伝している人たちがいますが、本当に稼いでいる人は見えないところでそれなりの努力をしています。
でも、子どもっぽいインナーチャイルドはそれを知りません。「努力なし」「楽々」などに飛びつくのですが、すぐに結果が出ないので簡単にあきらめてしまいます。そして、「やっぱり自分は駄目だ」とやる気を失っていってしまいます。
やる事をきちんとやっていれば、その仕事で高収入を得られたかもしれませんが、子どもっぽいインナーチャイルドはきちんとやり続ける忍耐力もないので結果につながらないのです。
インナーチャイルドは分かりづらいと申し上げましたが、次のようなことにインナーチャイルドが見え隠れしています。
あなたにも当てはまることがありましたか?一つでもあれば、あなたにも問題を起こすインナーチャイルドがいるということです。
困ったインナーチャイルドを抱えてネガティブな思いで生きるのではなく、あなたがインナーチャイルドをコントロールして(潜在意識を変えて)もっとあなたの人生をより良く変えていきませんか。
インナーチャイルドがいるとどこかおかしいのかもしれないと思ったり、駄目人間のような気がしたり、将来が暗く思えるかもしれません。しかし、インナーチャイルドは誰の心にもいますので、あなただけではありませんから、必要以上に心配しないでください。
どんな人でも傷ついているインナーチャイルドや子どもっぽいインナーチャイルドが心の中にいます。そのインナーチャイルドとうまく付き合っていけていれば、またはインナーチャイルドを上手にコントロールできていれば、問題ないのです。
ただ、あなたに現在悩んでいる問題があったり、よくわからないけれど心が重いなどという場合にはインナーチャイルドに向き合い、癒しと修正をなさると人生の流れが良くなっていかれると思います。
インナーチャイルドとの付き合い方や癒し方については様々な本やネットに載っていますので、一人で向き合ってインナーチャイルドをある程度癒すことはできます。
しかし、インナーチャイルドがひどく傷つけられたと感じていると、頑なであったり攻撃的になったりすることもあります。専門家の元でご相談なさる方が時間やお金はかかりますが、インナーチャイルドへのフォローや教えなどがきちんとしてもらいやすいでしょう。
また、一人でなさる時の一番の問題点は、自分の思考パターンから出ることができず、ぐるぐると同じ考えをしてしまったり、自己流の癒しに終わってしまい、本当の問題解決に至りにくいということがあります。
サラカオルでは「インナーチャイルド療法」を行っております。
サラカオルのインナーチャイルド療法の特徴は、癒しだけではなく、インナーチャイルドの修正をしてご相談者のインナーチャイルドをさらに成長させていくことです。
癒しだけですと、その時は良くなったように感じてもまた同じような問題が発生してしまいます。
インナーチャイルドは子ども心ですから、視野が狭く、出来事の一部しか見たり感じたりできないため、視野の広い大人の視点から子どもに新たなやり方や生き方を教える必要があります。そうすることで考え方の癖や行動の癖を変える修正ができるのです。
なんだか難しそうなことを書きましたがこれは私の仕事内容ですから、ご相談なさるあなたは安心してお気軽にご相談くださいね。
あなたの心が穏やかになることを心より願っております。
]]>こんにちは。安藤はま子です。
やる気が出ないと仕事や生活全般に影響がでて困りますよね。今回は「やる気が出ない自分を変えたい」と思っていらっしゃる方向けに記事を書きました。少しでもやる気が出るきっかけになれば幸いです。
やる気が出ないときには、退屈、つまらない、だるい、軽い脱力感、後悔、自分を責める、身体が重い、頭が働かない、寝ていたいと思うなどの症状が現れることが多いです。
こうした症状が一日中続く場合とあることに関してだけという場合があります。一日中まったくやる気が出ないときには病気の可能性も考えられます。または、軽いうつ状態、燃え尽き症候群などのように病気ではありませんがその一歩手前であることが考えられます。
ほとんどの場合は、仕事や趣味、お付き合いに関してなど、部分的にやる気が出ないという状態かと思います。
では、どうしてやる気が出なくなっているのでしょうか?その原因として次のようなことが考えられます。
原因を知ることでやる気を起こすきっかけになることもありますので、それぞれについて説明しておきます。
人生では、ある段階になった時に今までのステージが終わり、次のステージに変わっていきます。ステージというのは、その人の一つの成長段階のことです。
ある大きな目標が達成できたときに、次の目標が持てずにいると燃え尽き症候群のような状態になり、やる気が出なくなります。これも現状に飽きているからです。
また例えば、結婚して夫婦で楽しい時間をある程度過ごすと、もう二人で楽しむことはやりつくしてしまいます。そこでの成長は一区切りついたということです。そして、次に夫婦としてお互いに成長するための段階は、子どもをつくり子育てをするということです。または、子どもはできなくても養子を迎えたり、社会の中で人を育てたり、人のお世話をしたり等を行うでしょう。
このように一つのステージが終わると、次のステージにスムーズに移れればいいのですが、子どもを持つことを決めかねたり、他のことに進むのを迷っていたりして現在のステージがダラダラと続くと、その生活に飽きてしまいやる気が今一つ出ないということになってしまいます。
好きではなく、向いているとも思えない仕事を仕方なくやっている。付き合いたくない相手と仕方なく付き合っている。自分の心に反して無理やり仕方なくやっていると、やる気が出ない状態になります。
そうなると、仕事も付き合いも楽しくなく、惰性で仕事をしたり付き合ったりするようになります。
目標がはっきりしていないと、なんとなく一日を過ごしてしまいます。そうした生き方もありなのですが、やる気はあまり出ないのではないでしょうか。
人間は目標があった方がやる気が出ます。それも明確な目標になっている方がよりやる気が出るのです。
家を出るときにどこに行くかがわかっているのと、なんとなく出かけるのとでは、そこに生じるエネルギーも違います。やる気とはエネルギーでもあるので、行き先ははっきりしている方がやる気が大きくなるわけです。
やるべき事、やらなければならない事を避けてネットサーフィン、ゲーム、趣味等に時間を取っていると、やるべき事、やらなければならない事が出来ていないので、やる気がなくなってしまいます。
他のことに時間を使っていると、罪悪感や自責感が生じやすくその感情が無力感や無能感を生じさせるためやる気がなくなっていってしまうのです。
生活全般のやれる量というのはその人によって違います。同時期に5つのことをやれる人、3つのことをやれる人のように、その人の体力、知力、対応力などによってやれる量が違います。
自分がどのくらいまでならやっても大丈夫なのかを知っていないと、急にやることが多くなって、それを一生懸命こなしているうちに疲れ切ってしまい、最終的に体が思うように動かないでやる気がなくなってしまうことがあります。このような状態は病気の一歩手前です。
睡眠不足や集中して眠れない等で昼間やる気がなくなることはよくあります。
睡眠は心身のメンテナンスだと言われています。昼間に起こった不具合を修復してくれるのだそうです。自律神経のバランスを整える効果もあり、しっかり眠ることで体調も良くやる気も出ると言われています。
例外的に短時間睡眠でも短期間や強い目標意志がある場合などには、やる気を維持しながら乗り切れますが、睡眠の工夫は必要です。
季節の変わり目や花粉症の時期、低気圧等により体が反応しやすい人は、体に異変が起こり、中にはやる気がなくなってしまう人もいます。
自分の体調がどのようなときに崩れやすいのか、やる気とどう関係しているかを知っておくと、あなた自身の体や心をコントロールしやすくなります。
引越し、転勤、失業、結婚、出産、家を購入、離婚、定年等の環境の変化から、やる気が出なくなることもあります。
これは今までの生活から新たな生活になじむまでの間に、問題、悩みなどが起こり、それにうまく対処できないことで無気力になってしまうからです。
悲しい事や残念な出来事だけではなく、結婚や出産、家を購入のような嬉しい出来事でもやる気がなくなることがあります。変化は、良いことでけでなく大変なこともあるからです。
最初の方でお話ししましたが、やる気が全く出ない状態は病気の可能性もあります。よくあるのはうつ病、適応障害です。自律神経失調症もやる気が出なくなることがあります。
では、どんなことをすればやる気が出るのでしょうか?
やる気が出る方法はいろいろとあると思いますが、私がおすすめするのは以下の10個です。
仕事が以前のように面白くない、いまひとつやる気が出ない。恋愛関係がなんとなく惰性になっていている。夫婦二人の生活に飽きてやることが思いつかない、一緒にいても面白くない。楽しんでいた趣味への意欲がなくなって、あまりやる気が出ない等々。
こうしたときは、あなたが今の生活を変えるステージアップの時期に来ている可能性があります。こうしたときはやる気がなくなり、あまり楽しくないという感覚になります。
ここは思い悩むのではなく、次のステージに進む選択をすることでやる気が出て、生きていくことに活気が出ます。いつかはステージアップしていかなければならないのですから、早くに次のステージに進む決心をした方が充実した日々を過ごせるようになります。
次のステージが何なのかは、あなた自身が良くわかっているはずです。やりたいことやこうした方がいいとなんとなく感じることです。
やる気を出すことで得られるメリットはあなたを俄然やる気にするはずです。誰でも報酬があればたのしくなりますよね。嬉しくなる報酬はその人によって違いますので、あなたの本当に嬉しいメリットを考えてください。
1.やる気を出すとどんなメリットがあるかを考えてみましょう。
この時、もうそうなったというふうに完了形や、今その状態であるような進行形で表現すると現実化しやすくなりますよ。
例えば、「お金が入ってきて、欲しいものを自由に買えている」、「筋肉がついていい仕事につながった」、「結果を出して、みんなから尊敬されている」、「毎日が楽しくて充実した気分だ」、「スタイルが良くなって、好きな人と付き合っている」、「忍耐力がついて、書きたかった小説が書けた」、「家族そろって美味しい食事ができるようになった」、「部屋がきれいになって、結婚相手が見つかった」等々です。
2.そのメリットを頭の中でイメージしてみましょう。
イメージすることでより現実化しやすくなるのです。ワクワク、楽しんでイメージしてくださいね。
やる気が出ないときは、進む方向が分からないということもあります。何事においても目標ははっきりしているほうがやる気が起こるものです。
どこに向かいたいのか、もやっとした目標ではなく明確な目標にすることです。
小さな目標でも大きな目標でもかまいません。ゴールがあればそこに行こうとして意欲がでます。小さな目標なら早くに達成感を得られるので嬉しくなり、また次の目標に向かうやる気が出るでしょう。
あなたは何をしたいのでしょう?何を成し遂げたいのでしょう?何を望んでいるのでしょう?「こんなこと無理」などと思わず、目標を掲げてください。
やる気がない状態は、体もシャキッとしていない状態です。活力がなくなっているのです。やるべきことがあるのにやる気が出ないときは、運動をして体が活気を取り戻すとやる気もアップします。
運動をあまりやり過ぎると疲れてしまいやることができなくなってしまいますから、家の中で軽いストレッチやヨガ等をする、ウオーキングをしてくる、軽くジョギングをしてくる、自転車に乗ってくるなど適度な運動にすることです。
重要なのは、運動した後に休んでリラックスモードに入らず、すぐにやるべきことを始めることです。休んでしまうとまたやる気が出なくなってしまうからです。そのためにも軽い運動にした方が良いということです。
呼吸法にはいろいろなやり方がありますが、やる気が出る呼吸法を説明しますのでそれを行ってみてください。体が活性化され元気が出てやる気になっていくはずです。
呼吸法は前項でお話しした体を動かすのと同じような効果があります。ですから、呼吸を行ったらすぐにやる必要のあること、やりたいことを行ってください。「一休みして後で」と思うと、またやる気がなくなってしまいます。
すぐにやる気が出なくても、呼吸法を毎日続けていくことで体に少しずつ活力が戻ってきますので、継続なさるとよろしいかと思います。
<やる気が出る呼吸法>
座ってお腹に手をあてます
鼻から一気に息を吐きだします(1秒くらい)
これを15回繰り返します
息を吸い込むことは意識しなくても、吐くことに集中していれば自然に息が体の中に入ってきます。お腹に手をあてていると、上手くいっているときは膨らんだりへこんだりしますので、わかりやすいと思います。
以上を1セットとして5セットくらい行います。
もう少し回数を増やしても大丈夫ですが、やり過ぎないこととめまいがしたり気持ちが悪くなりそうなときは止めてください。
やる気が出ないときは、やるべき事ややらなければならない事をやるのが面倒になっています。そのままやらないでいると体がなまっていき、ますます何もやる気にならなくなります。
やる事、やらなければならない事は、できるできないにかかわらず、面倒と思っても、とりあえず始めてみましょう。やる気が出ないときはあれこれ考えるよりも、やる事の出るきっかけをつくることのほうが大切です。
始めてみると面倒だと思っていたことが気持ちよくできることが結構あります。気分の赴くままにできるところまでやっていくと、また次につなげやすくなります。楽しかったらそれを夢中になってやることで、本気にやる気になっていきますよ。
TODOリストは簡単なわりに効果が期待できる方法です。その日のやる事、やらなければならない事をメモしておき、やり終えたら線を引くかチェックを入れて消していきます。
やる気が起きなくても、リストに入れておけば記憶が脳に残りますからどこかでやる気になって、できる可能性はあります。なかなかできないこともあるかもしれませんが、それはあなたにとってあまり重要なことではないのかもしれません。必要のないことは削除してしまうという決断があってもいいのではないでしょうか。
やることリストを書くこと自体に頭の中を整理する効果があります。あれもこれもやらなければと考え、何からやったらいいのかわからなくなってしまいやる気をなくしているというときには、最適な方法です。物事を細分化してメモすれば、簡単な作業や簡単なお付き合いなどならやってみる気になることもあるでしょう。
やる気が出なくてやるべきことができないときの一つの解決方法として、気の進まないことを行う時間を一日のルーティンに入れるというやり方があります。
ルーティンとは、決まった時間帯に決まったことを行う日課のようなものです。
やれない事でも、この時間帯なら比較的気分よくやれるということがあると思います。早朝なら、午前中なら、午後なら、夕方なら、夜ならといった具合に、あなたの一番気持ちが乗る時間帯にやる気の出ないけれどやらなければならない事を行うようにします。
習慣にするには、繰り返しその時間帯に手をつけるか、やれなくてもそのことに向き合うようにします。最初はやる気が出ないかもしれませんが、だんだんその時間帯になるとやるべきことが気になったり、やらないと気持ちが落ち着かないなどとなります。習慣とは面白いものですよね。
例えば、夕食作りをしなければならないのだけれどやる気が出ないとします。夕方になると疲れてまったくやる気がなくなり何も手に付かないということなら、他の時間帯で手を付けやすい時間はないか考えます。朝なら少しはやる気が出るとしたら、その時間帯に簡単な準備をしてしまうようにします。これを習慣にしていけるよう、朝なるべくやれるところまでやっておきます。
最初はうまくいかないと思いますが、めげずにあなた流のやり方を見つけて、ルーティンに組み込めるよう挑戦してみてください。
一日中寝ていたい、まったくやる気がでない、体が非常にだるい、感情の起伏が大きいなどの状態が続くようでしたら病気ということもあるかもしれませんので、受診すると安心かと思います。
仕事の量を少なくできるように人に頼んだり、自分で抱え込むのをやめたりして楽になりましょう。一休みしてゆっくり過ごすことで回復する病気は多いものです。
具合が良くなるとやる気も出てきます。徐々に日常生活に戻っていってくださいね。
やる気が出ないことが続いていて何とかしたい、現状を変えたいという気持ちがあるのでしたらカウンセリングが役立つと思います。
不安や心配、愚痴や不満等何でも話せますので、それだけでも気持ちが楽になるはずです。やる気の出ない原因は何なのか、やる気を出すために何が必要なのか、どんなことをすればいいのかなどを一緒に考えていけます。
一人で何とかしようと思わず、手助けをしてもらえるところは手伝ってもらった方がやる気も早く戻るでしょう。
なかなかやる気が出ないなら、「やる気が出ないことも悪いことじゃあない」と考え、やる気が出ない自分と仲良く過ごすようにしてください。自分自身と喧嘩をしてもいい事はないからです。それに、やる気が出ない事にも意味があるからです。
行動と思考は足並みをそろえた方が、あなた自身が穏やかに暮らせます。行動と思考が違うと引っ張り合いになり、悩みが大きくなります。
もちろん、そのようにしてでも悩みを解決していく方法もありますが、エネルギーを相当消耗しますので、自分と仲良くしながらできることを楽しくやり、将来のことを考えてみてはいかがでしょうか。
やる気が出ないことは誰にも起こることです。それが長引くとやる気が出るモードになるのに時間がかかることがあります。
今回はやる気を出すためにはどうすればいいのかについてまとめました。できそうなことや思い当たることをいろいろと試してみてください。
「やる気が出る方法について」の無料メルマガもございますので、ぜひ登録なさってみてください。より具体的な方法をお伝えしております。
何をどう変えればいいか、次のステージがわからない、もっと根本的な解決をしたいなどと思われていらっしゃるのでしたらカウンセリングにお申し込みください。ご一緒にやる気の出る方法や将来について考えていきましょう。
]]>こんにちは。安藤はま子です。
「人生を変えたい」と思っているのに人生が変わらないのはなぜなのでしょうか?本当に人生が変わっていないのでしょうか?
この記事では人生を変えたいと考えているあなたがどのような考え方をすればいいのか、何をすれば人生を変えられるのかについてまとめました。
人生を変えるのは難しいと感じているなら、それは間違いです。人生を変えるのは実はそれほど難しくはないのです。
人生は毎日毎秒刻々と変化しています。あなたが今、何を考え、何をするか、何を選択するかによってあなたの人生はどんどん変化しているのです。いつも同じ考え、同じ行動、同じ選択をすることはないはずです。ですから、あなたは少しずつ、または大きく変化をし続けています。
人生を大きく変えたいなら、今この時に考えること、行動、選択を先ほどよりも大きく変えればいいということです。
では、なぜ、人生を変えたいのに変えられないのでしょうか?それは、人間の脳や身体機能が安定を好むからです。安定を好むとは、言い方を変えれば、変化を嫌うということです。
一つの考え方、行動の仕方、選択を変えるということは、自分がその新しい考え方ややり方になじまなければならないのですが、脳や身体が新しい考え方ややり方に抵抗するのです。
安心して生きていくためには過去のやり方をそのまま継続していく方が、心身共に平和で楽だからです。
ある意味、変化していくためには、安心、安定、平和な生活をそれなりに捨てなければならないのです。
人生を変えるのはある人にはそれほど大変ではないのですが、ある人にはとても大変です。なぜなら、変化していくことに脳や心身が追い付けない、追い付くのが大変、変化が怖い、変化が面倒などと思ってしまう人は変化することに抵抗してしまいます。
もしもあなたが人生を変えたいけれど、怖い、落ち着きのない生活は嫌、争いや強い刺激は避けたい、楽に生きたいと思っているなら、大きな変化はなかなか訪れないでしょう。
大きな変化を求めず、現状のなだらかな変化でかまわないのであれば、それなりに人生を楽しみ、生きていけるのです。小さい変化は日々起こっていますし、長い目で見れば、あなたの人生はそれなりに変化していくのです。これはこれで素敵な生き方ですよね。
しかし、そんな微々たる変化では物足りない、もっと変化を実感していきたいということであれば、これからお伝えすることを参考にして、実践してみてください。あなたがご自分を変えた分だけ、あなたの人生も変化していきますので。
では、あなたが人生を変えるための方法を説明していきます。
人生を変えたいなら、どんなふうに変えたいのかを明確にしておくことです。
ここで重要なのは、ただこうなりたいだけではなく、「何をしたいのか」が一緒に入っていることです。
例をあげておきます。
「お金持ちになって、世界中を豪華旅行したい」
「売れっ子の歌手になって、満席のドームツアーをやりたい」
「有名作家になって、みんなからその生き方を真似したいと思われる存在になりたい」
「ダイエットをして美しくなり、スタイルのことで悩んでいる人たちのアドバイザーになりたい」
「結婚して、夫や子どもたちと仲の良い明るい家庭をつくりたい」
いかがですか?
このように、人生はあなたが望むようにわがままに思い描いていいのです。
自分が本当に欲しい未来を求めていいのです。「こんなことは叶うはずがない」、「こんなことは自分には無理だ」などと思う必要はありません。
あなたが本当に求めていればあなたの望んだように人生は変わっていきます。夢を描くのはあなたの自由。気が付けばそこに到達しています。
ただし、大きな変化は時間がかかること、やらなければならないことが多い、手放すものもあることだけは知っておいてください。でも、本当に人生を変えたいなら、時間ややること、あきらめることなんて関係ないはずですよね。
もちろん早くに人生が変わることに越したことはありませんので、早く変えたいなら、あなたの興味がすごくある、すごく好きなことから変えていくことをおすすめします。
例えば、今までおしゃれをしてこなかったけれど、本当はおしゃれにとっても興味があるのでしたら、スタイリストやファッションコーディネーターなどを頼んで服を選んでもらうだけで、あなたはおしゃれな人に変身できます。こんな変化でしたら、少しお金はかかりますが簡単にできますよね。
どのように変化したいのかがはっきりしたら、変化するメリットをたくさん探しましょう。先ほど、何をしたいのかを考えましたよね。それもメリットの一つです。メリットはたくさんあった方が、変化したい気持ちも高まりますので、なるべくたくさん探してください。
例えばお金持ちになるメリットは、買いたいものが買える、やりたいことも値段を気にしないでやれる、良い環境の中で暮らせる、家族を豊かにできる、お金の悩みがあまりなくなる、社会のために貢献できる等々いろいろあります。
あなたが考えるメリットをたくさん探して、喜びや楽しみというエネルギーにして、変化していくために使ってください。
ステージに幕を下ろすとは、さっきまでの自分、昨日までの自分はここで終わりにするという意味です。今までのやり方や考え方を続けていては、あなたが望む変化は訪れません。
幕を下ろすからと言って過去を否定するということでも、そこで全てが終わりになるということでもありません。ステージに幕を下ろしたからといって、今までの自分がなくなるわけではなく、日常は同じように続いていくのです。
しかし、変わりたいなら精神的な区切りをつけることは重要です。これからは自分の望んだ未来をつくっていくという意味で、今までのステージに幕を下ろすのです。今までの自分に感謝をして、新たな人生を創っていくことを心に誓います。
今までの自分に幕を引くことで、新たな自分のステージの幕が開いていきます。
さあ、ここまで出来たらあとは変えたいことのためのプランを立てて行動するだけです。
プランはあなたの好みに合わせて立ててください。細かく立てる方がやる気になるなら細かく、大雑把に立てる方が行動しやすいなら大雑把に。
少しでも、たくさんでも、行動することが大切です。あなたがやり易い方法であなたの好きなスピードで行動してください。
最初から完璧に行動しようしない、ちょっとでもできることからやるようにすると行動しやすいでしょう。
一つの実践があなたを変えていきます。
もし、あなたが今最悪の状態、人生のどん底だと感じているなら、あなたは人生を大きく変えるチャンスに恵まれています。
人生が最悪、どん底状態ならこれ以上下がることはなく、横ばいか上がるしかないわけです。最悪状態、どん底状態は苦しいので少しでも楽になりたい、成長していかなければという思いが生じてきます。
誰にもこうした人生の変わり目はあるものです。こうした時期には、少しの意識変え、行動変え、選択変えで変化しやすいのです。
人生を変えたいと思っているなら、あなたの望む人生へとチャレンジする良い機会だと思います。
最後に人生を変えるのが得意な人たちについても触れておきます。
人生を簡単に変えてしまう人は、変化することが面白い、楽しい、成長したいなどと思っています。変化していないとつまらない、変化していないと生活や人間関係にあきてしまう、常に成長することを意識している人たちです。
人生をどんどん変えていく人は、変化に対しての恐れがありません。変化への恐れよりも面白さ、楽しさ、自己成長などの方が魅力と感じるのです。
変化を好む人はエネルギー量が大きく、行動することでさらにエネルギーを増やすことになるのです。エネルギー量が多いと、仕事をしたり、遊びに行ったり、人と交流したり、勉強をしたりと、何かをやりたくなってしまいます。ですからどんどん変化していくのです。
人生を変えるのが簡単にできる人は、前向きな人ではありますが、デメリット面もありますので、このように変化を好む人がベストだとも言えません。
生き方の一つのタイプだととらえればいいのではないでしょうか。自分と比べる必要はありませんし、比べるべきではないと思います。
それよりも、こうしたタイプの人に見習いたいところがあったら、それをあなたのやり方に少し取り入れ、あなたらしく使ってみると変化することに役立つでしょう。
]]>こんにちは。安藤はま子です。
だいぶ前に、『スパイ』という韓国ドラマを見たのですが、そこで「家族は、いる時は足枷に思えてもいないと寂しい」というセリフを主役が話していました。
なかなか、面白いセリフですよね。家族のメリット、デメリットを上手く表現していると思いました。
家族を足枷とは感じなくても、家族のために自分がやりたいことを我慢するなどということはあるかと思います。そうした時に、家族は自分をとらえて離さない存在であり、家族に縛られている気持ちが強いのではないでしょうか。
もしかしたらあなたも酷い親やきょうだいから離れたくても離れられない。まるで足枷を履かせられているような気分だと感じているかもしれません。
家庭を持つと自由がなくなるのではないかと不安に思い、結婚に踏み切れない相談者がいました。
結婚して家庭を持てば、女性の場合、仕事に集中して思い切り働きたいけれど家のことを気にしなければならない。夜遅くまで友人と遊びたいけれど、子どもが待っているから帰らなくてはなどということもあるかもしれません。
男性も、自分の好きな仕事をして生きたいけれど、家族の生活のために今の仕事をしなければならない。週末は友達と趣味の時間として使いたいけれど、少ししかできないで我慢しなければならないなどということがあるかもしれません。
結婚して家庭を持てば、家族は仲良く暮らし安らぎを与えてくれるだけの存在ではなくなり、自分の自由を奪う存在ともなります。結婚前の相談者は、こうしたことを周りの既婚者から聞いていて、結婚を躊躇していたわけです。
結婚や家族を持つことには、幸せで笑顔に満ちた面だけでなく、このようなデメリット面もあるわけです。しかし、何事にもメリット面、デメリット面はあるのですから、最終的にはあなたが何を望むかにかかっているということです。
結局、このドラマの主人公は家族を見捨てられずに、家族のために行動することを決断することになりました。この主人公は、家族のことを自分を縛る足枷と感じても、家族がいない寂しさを感じるよりはいいと、自由を我慢する方を選んだのです。
多くの人は寂しくなりたくないので、結婚や家族という枠を守って生きるのだと思います。寂しくてもいいから自由にしたいという人もたくさんいます。どちらもその人の生き方なので、良い悪いはありません。
しかし、これはドラマの話であって、実際には自由を我慢すると言っても100%我慢するわけではありませんよね。家族の暴挙を我慢すると言ってもそれも100%我慢しているわけではないでしょう。我慢することもあるけれど我慢しないでいい事もあります。
また、我慢と言うと聞こえが悪いですが、それで得られる愛や絆もあるのですから、どうとらえるかではないでしょうか。
ところで、家族という足枷は本当に自分を縛るものなのでしょうか?
そもそもこの足枷をつけたのは誰なのでしょう?足枷をつけたのは家族だと思っているとしたら、あまりにも表面的にしかとらえていないと言えるでしょう。
心理的なとらえ方をするなら、
ということなのです。ドラマではちょっとロマンチックな表現をしていて、さすが脚本家ですね。
ということで、足枷はあなたを縛るものではありません。足枷をはずさないのはあなたの選択の結果ということです。
足枷となる嫌な家族や自分の人生を邪魔する家族がいることは、切れない絆を心の奥では望んでいるのかもしれません。すごく寂しいときに頼れる存在がいる安心感を知っているからかもしれません。
自分を縛って必要以上に動けないようにしておかないと、あなたは切れた凧の糸のようにどこかに流されて行ってしまう可能性があったり、家族という枠を壊してしまうと、自分でわかっているのではないでしょうか。もちろん無意識にですが。
結婚や家族という足枷がどうしても嫌ではずしたいなら、シンプルに考えることが大切です。ただ自分の生きたいように生きればいいのです。
足かせと感じているのはあなたです。人は誰でも自由に生きられるのです。しかし、自由に生きるにも責任がともないます。責任を持ちながら自分の生きたいように生きれば、もはや足かせという考えは消えてなくなっているでしょう。
]]>こんにちは。安藤はま子です。
親子関係が悪いと家の中が楽しくないですよね。
親子関係は難しい関係の時もあるでしょうが、何とか改善したいと思っているなら解決の方法はあるものです。
今回は親子関係が悪くなる原因や親子関係を改善する方法などについて解説します。親子関係を何とかしたい方、変えたい方は参考になさってみてください。
親子関係が悪い原因はたくさんありますが、特に影響することとして以下のようなことがあります。それぞれについて説明します。
親は子どものためと思い、親自身の価値観、好みややり方を強引に押し付けることがあります。子どもによっては素直に受け入れる子もいますが、多くの子どもは自分流を貫こうとするので親子間の対立が起こります。
勉強に始まり趣味、服装や進学、就職、結婚などすべてを親の思うようにさせようとする親の場合、子どもは親の高圧的な態度に逆らえず大人になってからそうした不満が恨みになって噴出し、激しい親子バトルとなります。
こうした場合、親は自分の行動を正当化します。子どもは「親の被害者だ」と恨み言を言います。お互いに相手のせいだと思っているので溝は深まるばかりです。
意志の強い子どもであれば、小さい頃から親に反発を感じ、常に親との関係が悪いでしょう。
自分のことにしか関心のない親もいます。
子どもは小さい頃でも大人になっても親に関心を持ってもらいたいと思っています。あまり親が無関心であると、わざと親を困らせるようなことをして、関心を引こうとします。こうした子どもに、親は感情的になり親子関係が悪くなっていきます。
親は子どもに対してある程度平等に接しますが、中には長男だけ、末っ子だけなどと特定の子どもを特に可愛がったりすることがあります。
私のところにも親子関係の相談がたくさんありますが、
「母が兄だけを可愛がっていて差別されました」
「両親とも妹のことを大事にして、わたしのことはほっておかれました」
等という話が出てくることが結構あります。
他のきょうだいと大きく扱いが違うと、子どもは不満を漏らすようになりますが、親が改善してくれないと思うとだんだん親を恨むようになります。
親はきょうだい間の接し方に差があることに気が付いている場合と気が付いていない場合があります。どちらにしてもこうしたことから親子関係が悪くなっていることもあるのです。
家庭環境にもいろいろありますが、子どもへの影響が大きいのは夫婦関係が悪い事です。子どもは両親の喧嘩や不穏な空気に怯えたり、不快感を持っていますがどうすればいいのかわからず、そうした環境をつくった親を恨み、親も子どもの感情にどうしたらいいのかわからず、親子関係が悪くなっていきます。
他にも、暴力、貧困、親の病気等で家庭環境が悪いため、親は子どもに、子どもは親に当たるようなことが起こり親子関係は悪くなることが多いです。
子どもは周りの家庭と自分の家庭があまりにも違うと、家庭や親に対してあきらめの気持ちが生まれるようになり親としゃべらない、非行にはしり親を困らせるなどということもあります。
親が自分自身を認められず否定しているために、子どものことも良く思えず、子どもの性格や行動を否定してしまうということがあります。
そのようにして育ち大人になると、その子どもは自信がなく自信のなさを親のせいと考えがちです。すべてが親のせいではないのですが、子どもにしてみると、自信のない自分を親にぶつけるしかなくなり親子関係は悪くなってしまいます。
親が自分自身の親との関係から生じた問題を解決しないまま子どもを育てていると、親自身の問題を自分の子どもとの関係にダブらせてしまい、子どもとの関係が悪くなることがあります。
私のところの親子関係の相談のほとんどは、親御さん自身の親子関係が影響している場合が多いです。
原因が分かったところで、親子関係を改善した方がいい理由について触れておきます。
親子関係が悪いと、学校、社会、恋愛、結婚等の人間関係に影響が出てしまうことがあります。人間関係はその人に一生影響しますので、なるべく親子関係は改善しておいた方が生きやすいかと思います。
親子関係が悪いことで子どもは親への反発や反抗から、完璧主義になることもあります。これも一生自分自身を苦しめることになってしまいますのでできれば親子関係を改善しておきたいところです。
早い段階で親子関係を改善できれば、それだけ将来への影響も少なくなります。もちろん、大人になっても親子関係を解決することに遅いということはありませんので。
親子関係が悪いと親子ともに心が重く気分が悪い日常が続いてしまいます。親子関係が改善されていけば悩みやストレスから解放され、心が軽くなり楽になっていきます。
また、親子関係が悪くてネガティブ感情が多いと、創り出す現実もネガティブなことが多くなってしまいます。親子関係を改善することで気持ちも軽くなり明るい気持ちが増えると、起こる現象もポジティブになりより良い現実を創れるようになります。
ここでは、親子関係が悪い場合の対処法を10個挙げました。それぞれに説明します。
自分の考えに気付くことや考え方を変えることで変化が始まります。できることから試してみてください。
親は子どものことを大事に思うため、良かれと思い自分の考えや価値観を子どもに伝えます。それが強すぎると子どもは押し付けと感じてしまいます。子どもはそれが親の理想であることを見抜いている場合が多く、自分のやりたいことではないため親に反発をします。子どもからの反発が大きいときには、あなたが自分の理想を押し付けていないか考えてみましょう。
もし、少しでも思い当たることがあるなら、
「なぜ自分の理想を子どもにさせようとしているのだろう?」
と、考えてみるとあなた自身の深い思いに向き合えるでしょう。例えば、自分が叶えられない思いを無意識に子どもに託してしまっているのかもしれませんし、自分がうまくいかない対人関係を子どもに押し付けているのかもしれません。質問ができれば、あなたの理想が見えてくることでしょう。
自分の深い思考に気が付くことで親子関係に変化が生まれます。親子関係が悪いときには、一度自分自身に質問してみる価値があるでしょう。
こちらも自分自身に気が付くための質問です。
子どもから「どうしてお母さん(お父さん)はお兄ちゃんばっかり大切にするの?」「いつも妹にばっかりお金を出してあげている!」などと言われたら、次の質問をあなた自身にしてみてください。
「なぜきょうだいに差をつけてしまうの?」
もしかしたら差別をしているわけではないかもしれませんが、あなたの心の奥深くの考えがわかると思います。きょうだいに、つい差をつけてしまうならそれはどうしてなのか、あなたの考えを知ることに意味があります。
あなた自身の考えがわかることで子どもとも真剣に話し合えるからです。
親子関係が悪いときには、子どもに過度の期待や希望を持ちすぎると関係改善が難しくなります。関係性が良いときでしたら子どもにとってそれほど負担にはなりませんが、関係が悪いときには親からの期待や希望は、精神的に重く耐えられないときがあるからです。
親子関係がかなり悪いときには、「健康でいてくれるだけで充分」と考えると、子どもへの過度な期待や希望を抑えることができます。
健康でいてくれるだけで本当はすごく有難い事なんですが、親はつい子どもにたくさんの期待をしがちです。世の中には病気の子どもを持つ親もいて、辛い思いをしています。そうした親は子どもに生きていてくれるだけで充分と感じています。子どもが健康に育っていることだけで本当はとても幸せなことなのです。親は欲が出てしまって子どもを自分の所有物のように考えてしまうことがありますが、子どもが生まれたときの気持ちに戻って親子関係を考えることも大事なのではないでしょうか。
もちろん、親子関係が良いときも常にこの考えを持つことで、親子関係が自由で温かいものになるでしょう。
子どもは親が自分に関心がないとわかるものです。誰でも相手から関心を示されなかったら寂しいはずです。それが親子関係だとしたらなおさらではないでしょうか。
いままで子どものことに関心がなかったことで親子関係が悪くなっているとしたら、相手に関心を持つことを心がけてみるようにしてみましょう。
子どもの話を適当に聞かず顔を見て話を聴くようにします。子どもはどんな食べ物が好きなのか、どんな趣味があるのか、どんな服装が好きなのかなどとしっかり見て、感じてみるようにしてみます。
子どもに関心のない親は、相手に関心を持つことが苦手です。まずは、何か一つのことから心がけて相手に注目する練習をするとできるようになります。
親子関係がひどく悪くなっていると、子どもは親を罵ったり自分の殻に閉じこもってしまったすることがあります。手に負えないから、親が辛いからと子どもを精神的にも物理的にも見捨てないようにしましょう。
親に見捨てられると子どもは大変な絶望感に陥ってしまうことがあります。
子どもは親にわがままな態度をとったりしますが、それは親だからこそできる甘えなのです。親が忍耐強く子どもにつきあい子どもを見捨てなければ、いつかは親子関係も改善の方向へと動いていくでしょう。
親でも親子関係があまりに大変だとその状況から逃げたくなるでしょうが、危険な時以外は逃げないで子どもに向き合ったり、状況を適当に受け流したりして、なるべく子どもから逃げないようにした方がいいでしょう。
親が逃げると子どもは親が親子関係に真剣に向き合っていないと思い腹を立てたり、失望したりします。こうした状況は、親子関係を悪くする一方です。
ただし、子どもが暴力を振るうときには一時的に逃げることは必要です。
親子関係が悪いときには、きちんと話し合っているようでいて話し合いができていません。お互いに感情的になって自分の言いたいことだけを言ったり、また何も言えなかったりしているものです。
子どもの話をきちんと聞くこと、感情を分かること、自分の深い思いを子どもに伝えることなどが大切です。親が自分の考えや感じていることをオープンに打ち明けることで、子どもも親に対して本当の気持ちを話してくれるものです。
子どもと向き合って話をすることができたら、子どもを大切に思っていること、大切にしてきたことを言葉で伝えてください。
親子関係が悪いと子どもは親から嫌われていると思い込むことが多いものです。関係が悪くなってしまったら、大切に思っている気持をしっかり言葉で伝えて関係改善に努めましょう。
「あなたのことが大好き」「あなたのことを大切に思っている」「赤ちゃんの頃からあなたのことをいつも大切に思ってきた」などと、あなたの思いを必ず伝えましょう。けんかをしていても心から嫌われているのではないと感じられると、子どもは親の愛に触れることができます。
親は子どもとの関係がうまくいかないと自分を責めたり、自分を駄目な人間だと卑下したりしがちです。しかし、自分の心を痛めるとネガティブ感情が多くなり改善や解決という現実を創りづらくなります。
自分自身を責める、卑下する替りに、辛くても生きている自分、親子関係を良くしようと思っている自分を褒めましょう。あなたの辛い気持ちをあなた自身がわかってあげましょう。
自分を大切にするとあなたの疲れた心が癒され、親子関係を良くする意欲が出てきますし、ポジティブ感情が増えて親子関係も良い方向へ変化していくようになります。
親子関が係悪化してしまっている時には一人で悩まないで誰かに相談しましょう。身近な人でもいいですし、公共の相談、占い、カウンセリング等、誰にでもいいので相談することです。
一人で悩んでいると、狭い考えに凝り固まってしまい動きが取れなくなってしまうことがありますので気をつけましょう。
できればカウンセリングを受けると親子ともにステージを上げていくことができます。日常生活に問題が生じたときは、自分が変わるタイミングに来ているからです。あなたが変われば子どもも変わります。
今回は親子関係が悪い原因やその対処法について詳しく解説しました。
親子関係は親にとっても子どもにとっても人生への影響が大きいです。関係が悪くなってしまっても、あまり大きな問題や悩みにしないようにできればいいですね。
ただ、親子関係は根深い問題が絡んでいる場合が多いですので専門家に相談する方が解決に近付き、安心もできるでしょう。
「どこに相談すればいいのかわからない」「何をどうすればいいのかわからない」という方は、サラカオルにご相談ください。
]]>こんにちは。安藤はま子です。
家族の問題はどこのご家庭にも必ずあるものです。「家だけがなぜこんなにうまくいかないのか?」と悩む必要はありません。
しかし、家族問題はその方の悩みの中でも大きな悩みの一つになりますからできれば早い段階で解決しておかれた方が、その後の人生がだいぶ楽になります。
そこで、今回は家族問題についてカウンセリングの必要性やどんなことをするのか等について解説したいと思います。
「家族問題」とは家族関係全体から起こる人間関係の問題やあなた自身の家族への思いや感情から起こる問題のことです。家族問題には大きく分けると次のようなものがあります。
問題の内容について例をあげておきます。
家族内に暴言や暴力、偏り過ぎた考えなどがあり、家庭全体がまとまらない、喧嘩や抑圧などに満ちている状態です。
家族の自己主張が強く大喧嘩することが多い。自分自身も感情的な物言いになってしまう。家族みんながイライラしていて落ち着いた生活ができないでいます。
家族を支える片親または両親が病気で、家族全体が落ち込みや孤立、孤独になり、どこにどう相談すればいいかわからないままでいて、家族の団欒などもない状態です。
親から馬鹿にされた、怒られた、差別された、コントロールされた等が許せない、忘れられない。そのため常に親への怒りがあり、親子関係が逆転していることもあります。
両親の喧嘩を聞いてきたことで不安や怒り、心配などがある。仲の良い両親になってほしいのに、喧嘩は日常的に繰り返されていて家を出たいが、経済的に出ていけない。または親への復讐心から出ていく気になれないと思っていることもあります。
病気の親や一人で暮らす親のことが心配だが、どうしたらいいのかわからないで動きが取れないでいる状態。
子どものやることなすことが気になる、気に食わない。
子どものことが可愛く思えない。
子どもの不登校、友達関係などが心配。
成人した子どもから「今の自分がうまくいかないのは親のせいだ」と責められる日々で解決方法がないと追い詰められていることもあります。
「子どもに結婚してほしいがその気がなさそうで将来が心配になる」という心配もあります。
考え方が合わなくて喧嘩ばかりで一緒に暮らしていても不満しかない。夫婦で仲良く暮らしたい気持ちはあるけれど、あきらめの方が強い状態です。
パートナーの浮気に悩んでいる。
別居状態だができればまた一緒に暮らしたい。どのようにすればいいのかわからない。
離婚を考えているが迷いもあって悩んでいる。
昔からきょうだい間の仲が悪くて、会えば喧嘩になるのでもう長らく会っていない。なんとなく寂しい気持ちはある。
親の面倒を誰がどう看るかの話ができない。
親から大事にされているきょうだいのことが良く思えない。
きょうだいと仲良く付き合いたいのに方法がわからない。
一緒に暮らしている祖父母の自分に対する冷たい態度に寂しさや怒りがある。
祖父母が自分の親に対してひどい態度で接するので家の空気が重苦しく、雰囲気がいつも悪い。
孫がわがままで言うことをまったく聞かない。きちんと躾けないと将来が心配だ。
孫は小遣いが欲しいときだけ調子よく会いに来るが普段は知らん顔で可愛く思えない。
嫁姑関係が悪くて、夫婦関係にまで影響しそう。
パートナーのきょうだいとの付き合いがうまくいかない。
再婚相手の子どもを可愛く思えない。
再婚相手の子どもの育て方がわからない。
「家族問題」の特徴は、問題が外に出ずらく個人内、家族内で温存されやすいことです。「恥ずかしい、他人に知られたくない、どうせわかってもらえない、他人に話すべきでない」などの思いや感情が生じやすいのが家族問題です。
なぜ家族の問題は外で話しづらいのでしょうか?それは家族という濃い血縁関係や濃い人間関係のため、ネガティブ感情が激しく湧きやすく、そうした自分や家族を他人に知られたくないという気持ちがあるからです。また、「家族内のことは家族内で何とかしなければならない」という考えが真面目で責任感の強い日本人の気質から来ているとも言えます。
閉鎖的な状態で家族問題が解決されないまま時間が経っていくとどのようになっていくのか、その可能性についてまとめておきます。
それぞれについて説明します。
家族問題や悩みを解決しなくても、特に困ったことにならないで時間が経過していく人もいます。これは、家族問題があってもそれほど悩まない、または「世の中はみんな似たり寄ったりだ」とあまり気にしないでいられるタイプの人です。
このように適当に流せるタイプの人であり家族も同じような考えであれば、問題があっても問題とならないわけです。
家族問題があると多くの人はその悩みが心の奥に溜まったままになり、いつも重苦しい気持ちや悲しさ、怒りなどを抱えているため心が穏やかになることがありません。
長い間家族の問題が解決されないと家族内に秩序や安心感、安定感などがなくなり、機能不全家族になっていく可能性があります。子育てができない、家庭の団欒がない、近隣との付き合いができないなどの一般的な家族の生活ができない状態になっていきます。
家族問題が解決されないまま長引くと、家族内の人間関係が悪くなるだけでなく、その他の人間関係を築くのも難しくなります。
人間関係の元は家族関係で築かれるため、親子関係が悪いとそのパターンを他の人間関係にも当てはめてしまい、付き合いがうまくできなくなることがあります。
家族問題が解決しないまま対立が深まると、離婚や一家離散などの結果となってしまうこともあります。こうなると、その後の生活も不安定になり、また新たな家族問題が起こっていきます。
時々ですが家族内殺人などの事件があります。家族問題が解決しないまま問題がどんどんエスカレートしていくと家族内に憎しみや怒りの感情が増大して、そのような事件にまでなってしまいます。ここまでなる前に何とかしたいものです。
家族問題のカウンセリングには一人で受けるものと問題となる家族全員で受けるものがあります。多人数で受けるカウンセリングは行動面を変化させることで家族関係を変えていく方法が一般的です。
一人で受けるカウンセリングは、あなたの考えていることや気持ちを話し、あなた自身を深く見つめつつ家族との関係をあなたサイドから変えられるようになるやり方が一般的です。家族関係に大きな変化を生み出しつつあなた自身の人生にも変化をもたらす効果があります。自分を見つめ直したい、自分の人生に自分で責任を持ちたいと思う人向きです。
多人数で受ける家族カウンセリングは、カウンセラーと共に家族全員で感じていることなどを話していきます。家族が全員で問題解決にあたるためうまくいけば効果がでやすいです。「家族の関係はみんなの責任なので、みんなで解決した方が良い」と考えている人向きです。
ここでは一人で受けるタイプのカウンセリングについて、どんなタイプのものがあるか4つほどご紹介します。ただ、現在は相談者により効果が出るよう、いろいろなやり方を混ぜて行っているところがほとんどです。
それぞれについて説明します。
相談者は気になることや思い出したこと、考えたことなどを好きに話していき、それをカウンセラーは否定しないで聴いていきます。カール・ロジャーズの来談者中心療法がここに該当します。カウンセラーは分析をしたり、アドバイスなどはほとんどせず、相談者の話を肯定して聴いていきます。そうしたなかで相談者に気付きが生まれ、家族に対する心の変化や行動の変化へとつながります。
「人間の行動には全て目的がある」という考え方を中心にした、アドラー心理学のカウンセリングです。家族問題が起きている無意識の目的を探していきます。話を聴きながら自信を失っている相談者に自信を回復できるよう勇気づけを行っていきます。目的を建設的な方向へと変え、家族関係を改善・解決していくために行動変化を促していきます。
認知行動療法のカウンセリングは、相談者の話を聴きながら問題が起こるときの考え・感情・行動のパターンを見つけていきます。そして、問題が起こっているときにどのような行動をするか、どのような考え方をすればいいかなどを相談者と話し合っていき、生活の場で実践していくよう勧めることで問題解決へとつなげていきます。
隠れていて見えない潜在意識を読みこみ、変化させるカウンセリングです。時間をかけて話を聴き相談者が潜在意識を言葉にしていくフロイトの精神分析。催眠・夢・箱庭・絵画等を使って潜在意識を表現していくユングの心理療法などがあります。スピリチュアルカウンセリングもここに入ります。家族問題が起こっている根本の意識を見て、それを変化させることで家族関係や相談者の人生を変化させていきます。
サラカオルのカウンセリングは、根本的な解決につながるカウンセリングを心がけています。根本の解決ができないとその時は良くなってもまた同じような問題が起こってしまうからです。上の4つのタイプで言えば潜在意識を扱うカウンセリングですが、「思考が現実化する理論」、他の心理療法やスピリチュアルの視点なども混ぜて行っています。
簡単に弊社のカウンセリングの流れをご説明します。
まずは今までの経緯やお困りになっていることなどを話しやすいところから話していただき、しっかりお聴きします。内容は、思いつくままお話しくださって大丈夫です。こちらでは話をお聴きしながら何について一番困っていて、どのように解決していきたいのかを確認していきます。
お困りの点がわかりましたら、そのことについて根本的な問題は何かを話をお聴きしながら見つけていきます。普通のおしゃべりをしているように感じるかもしれません。
主にイメージ瞑想を行いますが、そのときにより認知療法、行動的療法を使ったりすることもあります。イメージ瞑想はとても簡単でありながら潜在意識の変化につながりやすく、あなたの心の癒しにもなる方法です。
お困りのことへの対処法も話し合いの中で決めていきます。これはカウンセラーが一方的に提案するというよりも話し合いの中であなたができることに決めていきます。
家族問題はどれも根が深く、簡単には解決しづらいものですが、カウンセリングでお悩みを改善・解決していけます。カウンセリングはカウンセラーとの相性ややり方の好みなどもありますので、受けてみないとわからないものです。家族関係や家族問題でお悩みの方は一度お受けになってみてください。
メールフォームまたは電話でご予約後おいでください。面談が難しい方にはオンライン相談も行っています。ご希望の日時・曜日で調整しますので遠慮なくおっしゃってください。お待ちしています。
]]>こんにちは。安藤はま子です。
「自分には才能があるのかな?」「何が自分の才能なのかな?」「才能のある人がうらやましい」などと考えていませんか?
今回は才能について書きましたので参考になさってください。
そもそも才能とは何でしょうか?
デジタル大辞典では以下のように定義しています。
物事を巧みになしうる生まれつきの能力。才知の働き。
デジタル大辞典
簡単に言えば、「生まれつき持っているその人独特の能力」を意味します。
生まれたときにすでに持っている能力ということに関しては、次の項でもう少し詳しく説明したいと思います。
あなたは生まれたときにあなた自身の才能をもって生まれてきます。あなたの潜在意識にあなたの才能は組み込まれているからです。例えば、生まれながらに
愛嬌がいい
手先が器用
好奇心が旺盛
動きが速い
みんなを笑顔にする
エネルギッシュ
記憶力がいい
などということが、必ずあるはずです。
こうした才能は、この世に生まれる前に備わっていたあなたの根底をなすものです。これは潜在意識の深いところにあなたが持っている才能です。古い才能とも言えます。これは、あなたにとって当たり前に備わっている才能です。ですから、この才能はとくに何かをしたから生まれた才能ではありません。これがあなたの「才能」だと言っても間違いではありません。なぜなら一生涯あなたの根底にあるからです。
しかし、この才能だけではなく、あなた自身が生まれてきてこの世界で成長していくなかで、あなた自身をさらに成長させる隠れた才能があります。この才能もあなたの潜在意識にあります。天才と言われる人や早くから有名になる人などは早い段階でこの才能が現れますが、多くの人はもう少し後に現れます。そして、その才能を使って人としていかに生きていくかを意識的または無意識的に決めていくのです。
このように、あなたの成長の段階に応じていくつかの才能が現れます。
生まれながらに持っている才能と後から現れる才能を融合させていくことで、あなたは自分自身を成長させ、あなたの人生の目的を成し遂げていくことになるのです。
才能を特別な能力と思っていると、自分には才能がないと勘違いしてしまいます。世の中には、際立った才能を持っている人もいますが、多くの人はそれほど目立つ才能を持っているわけではありません。
人と比べて自分には何も才能がないと感じてしまうのは仕方のないことですが、才能は人と比べるものではありません。才能とはあなた自身をより成長させてくれるものですから、そんな特別な能力でなくても全く構わないわけです。あなたにとってプラスになり、それが誰かの役に立つようならより素晴らしいと考えるくらいでいいと思います。
才能が人と被ることはよくあることです。それをどのように使っていくかはあなたが決めていくことです。「人と同じ平凡な才能は才能とは言えない」と思わず、あなたの才能としてあなたらしく大切に使っていきましょう。
才能がない人はいませんので、あなたが「自分の才能を知りたい」と思っていれば、いつかわかる日が来ます。「自分には何も才能がない」と思っているとその思考が現実化してしまいますので、「私には才能がある」と思うようにしましょう。
あなた自身が悩みながらもあなたの才能を知りたいと求める気持ちが大切です。生まれてきてこの世界であなたのやるべきことが必ずありますので、悩みながら真剣に生きること、そして真剣に潜在意識にあるあなたの才能を求めることです。すると、あなたがこの世界でやるべきことに対する才能が表に出てくるでしょう。
後で書きますが、才能が見つかったらやるべきことはやったほうがいいかと思います。そうでないと、才能を上手く使えませんので。
才能とは自分では分かりづらいものです。そんなあなたの才能を見つける方法を7つ挙げました。最初の2つは生まれながらにあなたに備わっている才能である事が多いです。他の5つは、後から現れた才能を知ることができます。
これが自分の才能かもしれないと思ったらメモしておくと、後で目標や夢を考えるときや成果を出したいときに役に立ちますよ。
では、それぞれについて説明します。
気張らずに簡単にできてしまうことはあなたの才能です。小さいころから当たり前にやっていることなのでわかり辛いかもしれませんが、良く考えてみれば思い当たるのではないでしょうか。丁寧に、自分の何気なくやっていることを思い出してみてください。
才能の例として、
声がきれい
素敵な笑顔が自然に出る
何も特にしていたわけではないのに走るのが速い
物まねが簡単にできてしまう
話すのが上手
体が柔らかい
落ち着いている
等々あるかもしれません。
「やりなさい」と言われなくてもやっていることもあなたの才能である可能性が高いです。抵抗なくできるのは、あなたがその才能を持っていて、自然にその才能を使っているからです。
少し例をあげておきますので参考にしてください。
勉強すること
たくさん食べること
人の話を聞くこと
片付け
人前で話すこと
体を動かすこと
じっと座っている
人の世話をやく
あなたが好きなこととも言えます。「楽しい!」「面白い!」と思ってやれることも、あなたの才能である可能性が高いです。楽しいと、たくさん経験したくなり学ぶことも苦になりません。才能はただ持っているだけではあなたを成長させることにはなりません。継続して使っていくからこそ才能はあなたの人生を豊かにしてくれ、魂を成長させてくれるのです。
楽しんでやれることはわかりやすいかもしれませんね。例えば、
料理をする
映画を見る
ダンスをする
歌を歌う
科学について学ぶ
プログラムを組む
虫の種類を憶える
モザイク模様を見る
伝記本を読む
等々。
「もっと知りたい」「もっとやりたい」と思うことにもあなたの才能が隠れています。興味があることは、あなたの才能をさらに磨いてレベルアップさせていってくれるでしょう。
宇宙の果てはどうなっているのだろう?→科学者や宇宙飛行士などになろうとするかも
人間はなぜ生まれるのだろう?→哲学や宗教、心理、スピリチュアルなどの分野に進むかも
バック転をもっとやれるようになりたい!→スポーツ、芸能、サーカス等の分野に進むかも
ダンスをもっと、もっとやりたい!→ダンサー、芸能人などの世界に進むかも
ゲームをずっとやっていたい!→ゲーマー、ゲーム制作などに進むかも
子どもの遊びをもっと知りたい!→保育士、教師、おもちゃ会社などに務めるようになるかも
絵をもっと上手に描けるようになりたい!→画家、イラストレーター、設計、デザインの分野などに進むかも
人によく頼まれること、頼まれるわけではないけれどなんとなくやることになることは才能がそこにあるということです。人が頼むということは、あなたが上手にそれをこなすの能力のあることを皆が知っているからです。
私は若いころから人に相談されたり悩み事を話されたりすることがよくありました。そして、自分でもそれが嫌でなく自然に聞いているといった感じでした。私はそれが自分の才能だなんてわかりませんでしたが、結果的に気が付いたら人からの相談を受けたり悩みを聴く仕事をしていました。
パソコンやケータイの扱い方を聞かれる
何故かみんなのまとめ役になっている
ムードメーカーとしての存在だ
修理などをよく頼まれる
皆を引っ張る役割が多い
会計をよく頼まれる
あんたが悩み苦しんできたこと、現在も苦しんでいることには、あなたの人生で解決すべき課題がそこにあります。そしてその課題こそがあなたの才能につながっていくのです。
私は若いころ親子関係でとても悩んでいました。結果的に自分の悩みこそが自分の成長につながり、人のためにも役立つことに後で気がつきました。当時、カウンセラーという才能があるかどうかなどまったく考えませんでしたが、「私が生涯やっていける仕事は何だろう」考えたとき、突然カウンセラーの仕事が浮かんだのです。潜在意識に組み込まれていた能力の一部がこの時現れてきたのです。
あなたも現在の悩みや苦しみの中にご自分の才能が隠れている可能性があります。悩みや苦しみを改めて別の角度から見直してみてください。
あなたも周りの人の才能を見つけたりした経験があると思いますが、才能は自分よりも周りの人の方がわかりやすいものです。自分の才能がわからないときには、周囲の親しい人に聞いてみると教えてくれるはずです。この方法は簡単ですが、あなたの気付いていない才能を教えてもらえるかもしれませんから是非お試しください。
こちらから聞かなくても、日常会話の中で何気なく才能を褒めてくれたり指摘してくれることもあります。そうしたときには、あなたにその才能があると思い、意識的に使っていくとあなたの自信になったり成果となっていくでしょう。
例えば「○○さんはちょっとした話でも面白おかしく伝える才能がありますよね!」などと言われるかもしれません。こうした才能がある事を信じて漫才師や語り部として才能を伸ばしていくこともできるでしょう。
「○○さんの才能はその場を穏やかにしてくれることですね。あなたがいるといつも穏やかに過ごせる気がします」などと言われることもあるでしょう。その才能は癒しの仕事やテンションの高くなりやすい集まりなどでその場のバランスをとったりすることに使えるでしょう。
才能は最初から素晴らしい能力としてキラキラ輝いているわけではありません。才能は育てるものです。自分の才能がわかってきたら次の2つを行いましょう。
才能だと思ったものが本当に自分にしっくりして使っていけるものなのか、実際に使って試してみる必要があります。
才能を憧れと勘違いすることもあります。憧れは一瞬で終わってしまいその先につながらないことが多いものです。そのうえ、楽しさよりも大変さや苦しさなどが増えていくようになり、辛くなっていくでしょう。
才能であれば、才能を使うことで楽しい、面白い、興味がどんどん湧いてくる、自然にやりたくなってしまうなどのワクワクした感情ややらずにはいられない気持ちが湧いてくると思います。
実際に使ってみて、この能力をもっと伸ばしてみたいと思うなら、それをどんな仕事や趣味に活かしていくかを考えてみましょう。
才能は最初から輝いているものではないことは先ほども書きました。誰にでも才能はありますが、それを磨いていくことで仕事や趣味において成果をだしたり、自分の成長になっていきます。
才能を磨くにはどのようにすればいいのでしょうか?
勉強する、人に教えてもらう、人の真似をする、トレーニングするなど磨き方はいろいろあります。
例えば、手先の器用さや繊細な味覚をもっていることが分かったことで、美味しくて綺麗なお寿司をつくる職人になろうと決めたとします。最初の段階では器用さや繊細な味覚があったとしてもそれほどのものではないでしょう。いきなり美味しくて綺麗なお寿司が握れるわけではありません。しかし、弟子入りをして技術を学んだり、何度も練習したり、味覚をさらに際立たせるために様々な味を味わったりと勉強やトレーニングをしていくことで年数を経て才能が磨かれ、美味しくて綺麗なお寿司が握れるようになるのです。
最初から才能にあふれている人もたまにはいますが、そういう人もその才能をさらに磨いていくことで素晴らしい域に到達できるのです。
才能は磨かなければ素晴らしい能力とはならないのです。
有名人や天才と言われる人たちの才能は派手で目立つので、そのような才能を持っている人達をうらやましいと思うかもしれません。一般人でも才能にあふれた人はたくさんいます。そのような人が周囲にいたとしたら、うらやましい気持ちがわくことがるかもしれません。
しかし、才能とは本来その人が成長するために必要なものであり、人はそれぞれに生きる目的が違いますから、今あなたにあるであろう才能はあなたにとってとても意味のある能力なのです。人はそれぞれに生きる意味が違うのですから、才能について誰かと比べるのは意味のないことです。
あなたの才能をしっかり把握して、あなたがこの人生でやるべきことをやることが大切です。人と比べることはあなたのエネルギーを無駄なことに消費するだけで、ネガティブな気持ちが増え、あなたの波動を下げてしまいます。こうしたことは負の連鎖を生み出してしまいますので、人と比べていることに気が付いたらすぐやめることをおすすめします。
人をうらやむことをやめたら、あなたの才能に向き合いそれを大切に育てていってください。
現在、仕事や趣味などを真剣になさっている方は、自分にその仕事や趣味の才能があるのかどうか自信が持てないと思うことがあるかもしれません。そうした気持ちが浮かぶと、仕事や趣味に没頭できなくなるのではないでしょうか。
自分に才能があるかどうか気になるのは、あなたが仕事や趣味において停滞気味で伸び悩んでいるからです。
伸び悩んで、あなたの情熱が途切れたときに、「才能がないからかもしれない」と才能のせいにして逃げ道をつくってしまうのです。
自分の才能に自信がなくなったときには以下のことを試してみてください。
才能があるかどうかに悩むより、自分のやりたい気持ちをしっかり確かめましょう。要するに、あなたの仕事や趣味にかける情熱を再確認してみるということです。あなたが仕事や趣味でそれなりの結果を出したいなら才能があるかないかに悩むより、やりたい気持ちがあるかどうかの方が重要です。
自分自身に向かって、「本当にその仕事(趣味)がやりたいのだろうか?」と、質問してみてください。
才能はあなたの真にやりたいこと、やるべきことに使うためにあります。「やっぱりやりたい!やるべきだ!」と思えるのであれば、才能があるなしに関係なくあなたは再びそのやりたいことに向かっていけるでしょう。そして、才能があるなしに関わらず仕事や趣味にあなたの才能をまた発揮できるようになります。才能はあると信じて使っていけば磨かれ、自信となりあなたのやりたいこと、やるべきことのために働いてくれるからです。
才能があるかどうかなんて本当は誰にもわからないのです。ただ、やり続けた人に才能は育つのです。
もしも、今やっている仕事や趣味をまだやりたい気持ちがあるなら、「才能がある」と言ってくれる人の言葉を信じて努力してみてはいかがでしょうか。
ただこの場合、努力の方向を間違わないようにしないと才能が開花する前に力尽きてしまうこともありますので、理想だけでなく現実的な視点も忘れずにやっていきましょう。
例えば、俳優をやっていて主役をやりたいという気持ちがあって頑張っているけれど、いつも脇役ばかりということがあるとします。自分には才能がないのかもしれないとだんだん自信がなくなっていきました。先輩に「私は俳優として才能がないのでしょうか?」と聞くと、「お前には才能があるからがんばれ!」と言われたとします。この場合才能があることは確かなようです。しかし、再度主役を目指して頑張るというのはあなたの理想であり、結果が出るかはわかりません。現実を見れば、いつも脇役が来るということなので、個性的な才能があるのかもしれませんし生きる目的に合っているのかもしれません。まずは素敵な脇役を目指すために努力をしていく方が才能を上手に伸ばしていけるのではないでしょうか。主役よりも目立つ脇役の人もいますよね。また、そこから主役へと続く道がないとは言えないのです。
上の例は、「自分の才能を見つける7つの方法」の中の「苦しんだこと」の例にもなっています。苦しみの中にあなたの才能が隠れています。
才能は自分ではわかりづらいものですが、あなたが自分の才能を知りたいと思い続けていれば必ずその才能を知ることができることでしょう。今はわからなくても、あきらめずに追求してください。
才能は楽しめることのなか、苦しんでいることのなかにあります。自分自身と真剣に向き合ったとき、自分の才能がわかるでしょう。
才能がわかったら、実際に使ってみてそれを自分の才能として磨いていきたいなら、時間をかけて楽しみながら磨いていきましょう。才能とは徐々に咲く花のようなものです。あなたの人生に美しい花を咲かせていってください。
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