こんにちは、安藤はま子です。
自分を知る機会ってあまりないですよね。普段は今を生きるのに気をとられて、自分のことを考える時間はあまりないと思います。それでいいのですが、時には、自分を知るために時間を割くのも悪くないと思います。
何故なら、自分を知ることは自分の核を知ることと同じだからです。
今回は自分を知るためにできることや私のところで行っている自分を知るためのカウンセリング・セラピーについてお話ししていきます。
自分を知るとはどういうことか?
自分を知るとは、究極的には自分の魂や源についてまで考えることです。そこまで考え、自分を広く深く知ることはある程度時間をかけないとできません。
しかし、ある一部の自分を知ることはそれほど難しいわけではありません。そして、一部を知っただけだとしても、それがあなたの生き方、仕事、経営、結婚、健康、勉強、遊び、収入、趣味等にあなたが反映していくのです。
ですから、自分を知ることはあなたの人生を変えることにつながっていると言っても過言ではないでしょう。
例えば、自分のプライドが邪魔をして助けてほしくても言えない場面があるということを知ったとします。こうした気づきはその人の人生をそのまま自分だけで何とかしなければならないと思うのか、人に協力や助けを頼んで周りを信頼できるようになるかの分かれ道になります。
自分を知って、それをどうするかはあなたの判断になります。しかし、このように自分を知るということは、少しの気づきからでもあなたの人生の方向を変えることにつながっていく、とても重要な情報を得ることだということです。
自分を知ることは、人生の様々な局面での選択に役立つため、どなたにとっても有益です。
自分を知るということは面白いだけではなく、嫌な気持ちになったりすることもあるかもしれません。しかし、自分を知ることであなたに変化が生まれ、心身の成長、魂の成長までできるようになっていく可能性があるのですから、自分を知ることのメリットは多そうですね。
自分を知ることのメリット
先ほどお話ししたように、自分を知ることは自分自身の方向性を変えるためにとても役立ちます。そのほかにも自分を知ることのメリットは以下のようなものがあります。ひとつづつ説明していきたいと思います。
- 選択に迷いが少なくなる
- 自分を受け入れることができるようになる
- 人間関係が楽になる
- 強みを活かしていけるようになる
選択に迷いが少なくなる
ケンブリッジ大学の研究によると、人間は毎日3万5000回の選択をしているそうです。ほとんどは無意識に行われていますが、自分が何を求めているのか分からないと選択に迷いが生じます。
そのようなとき、自分の大切にしている人やもの、好きな人、好きなもの等がわかると、何かの選択の際にそうした人やものを優先していくようになり、誰を選ぶか何を選ぶか決めることができ迷いが少なくなっていきます。
例えば、仕事をしていて残業をするかしないかということも実は自分が選択できるのですが、迷いながら残業しているということがあるかもしれません。こうした迷いがあると、残業で肉体的に疲れるというよりも選択に迷いが生じているために精神的な疲れを感じることがあります。
こうした場合には、自分が残業するかしないかの選択の際に何を優先したいのかはっきりすると迷いがなくなるため、疲れもあまり感じなくなります。自分のキャリアなのか、プライベートなのか、家庭なのか、お金なのか等々、自分の大切にしたいものがわかっていると、選択が簡単になります。
自分を受け入れることができるようになる
自分を知ることは、自分を受け入れることができるようになるというメリットもあります。
「私はすぐに怒ってしまう」「自分を否定しているのかも」などと言うように、自分への気づきがあると、そうした自分を認めたり、捉え方を変えたりすることのきっかけとなります。そこから自分を受け入れることもできるようになります。
例えば、今までは、周りから「落ち着きがない」と否定的に捉えられていて、自分もそのように感じていたとします。自己否定をしていたことに気がついたのです。
そこで自分を知るカウンセリングを受けたことをきっかけに、「自分が体を動かさないではいられないこと」を善悪で考えるのではなく、事実として受け入れられるようになった。その結果、自分の「落ち着きがない」ということを受け入れ、そうした自分を受け入れられるようになっていきます。
人間関係が楽になる
自分を知ることで人間関係が楽になるというメリットもあります。
人と関わることは、自分がどのような距離感、どのような付き合い方をしたいかなどを分かっていると心の負担が少なくなるので関わり方が楽になります。
この人とはどのくらいの距離感で付き合いたいのか、しょっちゅう会いたいのかそうでもないのか等、自分の望みを知っておくということです。
人間関係は難しい面もあるかもしれませんが、自分を知ることで楽になることもありますので、自分を知ることを活用してみてはいかがでしょうか。
強みを活かしていけるようになる
自分を知ることで、あなたの強みを人生に活かすことができるようになります。
自分が「何を得意としているのか」、「何が性に合っているのか」などはあなたの才能であり個性であり、同時に強みです。それを知っていて生き方に反映していければ、自分らしく生きることができ、人生の流れに乗ってスムーズに生きていくことができるのです。
例えば、あなたが好きなやり方は「マイペースですること」だと知ったとします。それは、一見わがままなようでもありますがあなたが自分の能力や才能を発揮するために最も合ったやり方なのです。ですから、マイペースはあなたの強みなのです。その強みを仕事で活かすなら、周りに相談するのは最小限にして、自分のペースでやれるようにしていくことで、ストレスが減り仕事がやりやすくなるため、成果がでやすくなるのです。
自分を知ることは、あなたの強みを知ることでもあるため、人生の流れに乗りやすくなります。
自分を知るために自分でできる5つの方法
自分を知る方法はたくさんありますが、自分で簡単にできる方法5つを以下にご紹介します。ひとつでもふたつでもかまいませんので試してみてください。新たな自分発見につながると思いますよ。
- 自己探求ジャーナリング
- 身近な人に聞いてみる
- 周りにどんな人がいるか観察してみる
- 人生の転機を3つ考えてみる
- 新しい事にチャレンジしてみる
自己探求ジャーナリング
ジャーナリングは頭に浮かんだことや感情などを好きに書いていくことです。主に自己探求や自分自身の感情や問題の整理・解消などに使われます。
日記もジャーナリングではありますが、日記はその日の出来事や感情をある程度整理して記録する目的で書きます。
自分を知るためには自己探求ジャーナリングのやり方の方が向いています。
自分を知るために行うジャーナリングはテーマを決めて行うと自己探求が深まります。もちろん、好きに書くことで思わぬ自分を知ることになることもありますので、その日により変えてみてはいかがでしょうか。
テーマの例としては、「どんな時に気分がいいか」「迷うのはどんなときか」「どんな人に腹が立つか」「最近楽しかったことは何か」「この先やってみたいこと」など、自分が知りたいことをテーマにすると、自分自身への理解が深まります。
【自己探求ジャーナリングのやり方】
- ノートとペンを用意する
- 時間を5分~10分などと決める(時間はあくまでも目安)
- 頭に浮かんだことを好きに書くか、テーマを決めて頭に浮かんだことを書いていく
- 時間があるときに読み返して自分についての気づきをメモする
あまり力まずに気軽に試してみてくださいね。
身近な人に聞いてみる
「自分のことは自分が一番知っている」というのは間違いではありませんが、これは自分の魂である超意識と常につながっていればの話です。一般的には、自分のことは見えないことが多いものです。そのような場合、自分を知るためには身近な人に聞いてみるのが分かりやすい方法です。
なぜなら、人はあなたの潜在意識ですから、あなたの見えない部分を第三者となって客観的に指摘してくれるのです。外見、行動の仕方、癖、あなたの行動の意味など、かなり深いところまで教えてもらえます。
家族、友人、職場の人などに、「私ってどんな人間だと思う?」「私はどんな面がある?」「私ってどんなイメージ?」と気になることを聞いてみると、自分のことを知ることができます。
家族が言うことは、気分の良くないこともあるかもしれませんが、あなた自身が知らないあなたですので、言われたことは素直に受け入れると、あなたの成長につながります。
周りにどんな人がいるか観察してみる
友人、職場などにどんな人たちがいるか見回してみると、自分がどんな人間なのかを知ることができます。
人にも物にもすべて周波数があり、同じ周波数帯の人たちが引き寄せ合って集まるのがこの世界です。世界中を見ても、日本とイギリス、フランス、中国、南アフリカなど、そこに集まる人の傾向は似ていますよね。それは国によって似た周波数の人たちが集まっているからです。
「類は友を呼ぶ」という言葉があります。これも同じような周波数の人たちが自然に集まるという意味です。ですから、あなたの周りの人を観察してみると自分を客観的に知る事が出来て面白いですよ。
「家族はどんな人たちか」「職場にはどんな人たちが集まっているか」「自分の住む町の人たちの傾向は?」などと、自分が参加する集まりやその場所について考えてみると自分らしさが見えるくるはずです。
人生の転機を3つ考えてみる
人生の転機を3つ位思い出して、考えてみるとあなたのことが見えてくるでしょう。
人生の転機には似たようなパターンやそれに伴う感情などがあります。そうしたことに気付くことであなたの行動の仕方や考え方、感じ方などが分かります。
例えば、「10代の頃親友となんとなく生き方が変わって別れてしまったとき」「○○に就職したとき」「○○と結婚をしたとき」ということがあったとします。この3つには自分の人生を変えていくときに今まで重要だった人たちや重要にしていた考え方をそこで切り替えるというパターンが隠れているということがあるかもしれません。
人生の転機には、あなたらしさがよく現れます。ぜひ考えて自分を知るきっかけにしてみてくださいね。
新しい事にチャレンジしてみる
新しい事にチャレンジしてみるのも自分を知るために役立ちます。
新しい事をすると、想像したのと同じこともありますが違うこともあります。そこから、「自分はやっぱりこうしたことが好きだ」、「好きだと思っていたけれどやってみたら違った」などと自分がどのようなことを好むのか、自分に合うものは何かなど、様々な自分を知ることにつながります。
自分はこうした人間だと思い込んでいると、自分を小さくとらえてしまうこともあります。新しい事にチャレンジすることは、自分でつくったわたしってこんな人かもしれないという枠を変えることにつながります。
すると、私という全体像がもう少し違った全体像に変わっていくことを体験できます。これも自分を知るということです。
自分を知る方法には自分でできること以外にセラピーやカウンセリングもありますので、次の章でご紹介していきますね。
自分を知るセラピーやカウンセリングではどんなことをするの?
自分を知るセラピーやカウンセリングは、セラピストやカウンセラーによってかなり内容が違いますので、お受けになる場合はどのようなことをするのか問い合わせてみるとよろしいかと思います。
ただ、あなたが選んだセラピーやカウンセリングは、「なんとなくここがいいのかも」という直感が働いていますから、それほど大きく間違うことはないでしょう。仮に顕在意識では「思っていたのと違う」とがっかりしたとしても、「では、自分はどんなセラピーやカウンセリングを望んでいるのか?」とあなたを知るきっかけになることは確かです。
サラカオルでは、現在のお悩みやあなた自身がどんなことを知りたいのかをお聴きしながら、その過程で「あなた自身の考え方や行動のパターン」、「あなたらしさとは何か」、「どのような方向へ進もうとしているのか」などに気付かれるよう対話をしていきます。
そうすることで、あなたが人生の様々な局面で選択できるようサポートしていきます。
自分を知るということは、単発のセラピーやカウンセリングでは難しいため継続で行っていきます。回数はその方によって違います。その方が「もうこのくらいでいい」と思うまで続けるのがベストです。

自分を知るセラピーやカウンセリングはどんな人におすすめ?
自分を知るセラピーやカウンセリングは、生きていくために非常に役立ちますので、人生の中で一度はお受けになり、自分を見つめ自分を知る機会を持たれることをおすすめします。特に以下のような人におすすめです。
- 人間関係を改善したい人
- キャリアに関する悩みを抱えている人
- 自分らしく生きたいと思っている人
- 自己成長を望んでいる人
- 目標達成に苦しんでいる人
- 自己肯定感を高めたい人
- 人生の節目にいる人
- 重要な決定を迫られている人
すべての自分を知ることは不可能
自分を知ることは広範囲にわたりますから、自分のすべてを知ることはできません。すべてを知ろうとすると、人生でのやるべきことがおろそかになってしまいかねません。
あなたが現在どんなことを知りたいのか、何のために自分を知りたいのかと、ポイントを絞って自分に気付いていくといいでしょう。
サラカオルでは「自分を知るためのカウンセリング」や超意識につながる「スピ心理学セミナー」を行っています。