夫婦関係カウンセリングって意味ないの?と感じているあなたへ

こんにちは。安藤はま子です。

「夫婦関係カウンセリングって、本当に意味あるの?」
「お金と時間をかけても、結局何も変わらなかったらどうしよう…」

こんなふうに感じて、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

夫婦カウンセリングも行っている私ですが、正直に言うと、夫婦カウンセリングは“誰にでも必ず効果がある魔法”ではありません。
でも一方で、「受けてよかった」「もっと早く受ければよかった」と感じているご夫婦がいるのも事実です。

では、その違いはどこにあるのでしょうか。
今回は、「夫婦関係カウンセリングは意味ないの?」という疑問をテーマに、お話ししていきます。

目次

夫婦カウンセリングは効果があるのか?

結論から言うと、効果が出るかどうかは“受け方”次第です。

夫婦カウンセリングは、
・ケンカを止めてくれる場所
・どちらが正しいか決めてくれる場所
ではありません。

本来は、
「お互いの本音や価値観を整理し、どう向き合っていくかを一緒に考える場」
です。

そのため、
✔ 話し合いが感情的になってしまう
✔ 何をどう改善したらいいのかわからない
✔ 同じことで何度も衝突してしまう

こうした状態のご夫婦には、とても有効なケースが多いです。

一方で、「相手を変えてほしい」「自分は悪くない」という気持ちが強すぎると、効果を感じにくいかもしれません。

夫婦カウンセリングが「意味ない」と感じるのはなぜか?

「意味なかった」と感じる背景には、いくつか共通点があります。

① 期待値が高すぎた

1〜2回話せば劇的に仲良くなれる、と思っていると、現実とのギャップでがっかりしてしまいます。

確かに劇的に変わる場合もあります。それは、この次の章「夫婦カウンセリングがうまくいった人に共通するポイント」をお読みいただくと分かりやすいと思います。

② どちらか一方だけが本気だった

片方は「とりあえず来ただけ」、もう片方は「本気で変えたい」。
この温度差があると、前に進みにくくなります。

③ 自分は変わらず、相手だけを変えたかった

夫婦関係は“共同作業”。
どちらか一方だけが変わる、という発想だと行き詰まりやすいです。

④ カウンセラーとの相性が合わなかった

これ、意外と大きいポイントです。
信頼できない、話しにくいと感じると、本音を出せません。

夫婦カウンセリングがうまくいった人に共通するポイント

私のところで実際に「受けてよかった」と感じている方には、こんな共通点があります。

・本当に改善を望んでいた

離婚か再構築かは別として、
「この関係をどうにかしたい」という気持ちが強くあった。

これはとっても大きなポイントです。その強さが大きいほど夫婦関係に進展がみられます。やはりその人の願いである「思考」や「感情」は、願った現実を引き寄せるということです。

この気持ちが強い方は、カウンセリングを受けてそれなりの結果を手にしています。

・自分のことも振り返ることができた

相手の問題点だけでなく、
「自分はどうだっただろう?」と見つめる姿勢があった。

そしてこれも最初のポイントと同じくらい重要なうまくいくポイントなんです。怒りや虚しさのまま相手を恨んだり、自分の正当性を主張しているだけでは、良くなる方には向かわないからです。

・目的がある程度はっきりしていた

・ケンカを減らしたい
・会話を増やしたい
・離婚するかどうか判断したい

完璧でなくても、「何のために受けるか」が見えていた。

夫婦カウンセリングを受ける段階で、なんとなく目的がある方はカウンセリングが意味あるものになっていきます。

カウンセリング中に私からも目的をお聴きしますが、「パートナーに変わってもらいたい」という思いが強すぎると現実的な目的を考えられないこともあります。

夫婦カウンセリングを成功させる5つのコツ

ここからは、実践的なお話です。夫婦カウンセリングを成功させる5つのコツについてご紹介します。

  1. 目的をある程度はっきり持つ
  2. カウンセラーを信頼できる
  3. 自己成長にも意識を向ける
  4. 提案されたことは日常生活で試してみる
  5. カウンセリングを定期的に受ける

それぞれについて解説します。

1.目的をある程度はっきり持つ

例えば、「仲良くなりたい」でもかまいません。
ふわっとでもいいので、ゴールを意識しましょう。

どこに行きたいのかはっきりしていると、夫婦関係カウンセリングを受けているときでも、現在の考え方や行動の仕方が変わってきます。

「仲良くなりたい」と考えているなら、選択肢があるときに仲良くなるための方法を選択するようになります。

2.カウンセラーを信頼できる

話していて違和感があるなら、変えても大丈夫です。
相性はとても大切です

カウンセラーを信頼できる、もしくは「なんとなくこの人は話しやすい」「なんとなくこの人とだと落ち着く」などと直感で継続するのもアリです。

また逆に「この人の前だと心を開けない」「なんとなく嫌い」などと言うときには、直感で止めることも悪くないです。

3.自己成長にも意識を向ける

パートナーを変えようとするよりも自分自身の内面に意識を向けていけると、自己成長につながります。それが夫婦間や家族間の成長にもつながります。

夫婦関係が良くなっていかれた方は、その方自身もとても変化され、喜びややる気が増えていきます。そして家族間にもその喜びややる気が伝わっていくのが素晴らしいと感じます。

4.提案されたことは日常生活で試してみる

話を聞くだけで終わらせず、小さなことでも実践してみましょう。

試すことで夫婦間の変化を感じることができるはずです。やってみて効果を感じられなかった場合は、次の回でその話をして別の方法を試すことができます。

5.カウンセリングを定期的に受ける

カウンセリングは余程のことがない限り1回だけでは効果が出にくいものです。安心できるカウンセラーが見つかったら「定期的に受ける」ことをおすすめします。

しかし、仮に1回しか受けられなかったとしても、受けることで見えてくるものがありますので、それはそれで意味があります。1回でも”カウンセリングを受ける”という今までと違う行動をすれば、その分気づきがあり、人生は先に進むことになるからです。

夫婦カウンセリングは何回くらい受ければいいか?

よく聞かれる質問ですが、正解はありません。

目安としては、
・関係がこじれている場合:5〜10回、それ以上になる場合もあります。
・予防・軽い相談:1〜3回

大切なのは「回数」よりも、
気づきと行動が日常に活かされているかです。

夫婦関係が悪いと子どもに悪影響も

夫婦関係は、子どもにとって「安心の土台」です。

子どもは直接ケンカを見ていなくても、
空気感や表情から敏感に感じ取っています。

・自己肯定感の低下
・人間関係への不安
・感情表現が苦手になる

こうした影響が出ることもあるため、
「子どものために関係を見直したい」と相談を考える方も少なくありません。

夫婦関係カウンセリングを受ける年代は30代〜50代が多い

私のところに夫婦カウンセリングで見えるのは、30代~50代の方が多いです。夫婦間のお悩みということではもう少し年齢の高い方もいらっしゃいます。

特に多いのは、
・子育て期
・子どもが少し手を離れたタイミング
・更年期や仕事の変化が重なる時期

生活のステージが変わると、
価値観のズレが表面化しやすくなるからです。

夫婦カウンセリングは二人で受けた方がいい?

私のところでは、なるべく一人で受けることをおすすめしています。
もちろん、二人で受けたいという希望があれば承っていますが、一人ずつお受けいただく場面もあります。

なぜなら、夫婦関係も自分の考え方や受け取り方などが影響しているからです。相手が変わってくれれば、状況が変わるわけではなく、自分が変わるので相手が変わるのです

「相手が嫌がるから無理」と諦めず、
まずは自分から、という選択もアリです。

最後に|「意味ない」と感じる前に知ってほしいこと

夫婦関係カウンセリングは、
万能ではありません。

でも、
✔ 向き合う覚悟
✔ 正しい期待値
✔ 信頼できる場

これがそろったとき、
人生や家族の在り方が大きく変わる可能性を持っています。

「意味ないかも」と感じている今こそ、
本当は“見直しどき”なのかもしれません。

このブログが、
少しでもあなたの判断材料になれば嬉しいです🌱

最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの幸せを願っています。

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