人と比べて落ち込んでしまった時の3つの対処法

こんにちは。安藤はま子です。

知り合いや職場の同僚、SNSなどを見て、人と比べてしまう事はありませんか?比べてしまって、自分の気持ちが落ち込んで、しばらく嫌な気分から抜け出せず、苦しくなるとしたら辛いですよね。

本記事では、「なぜ人と比べてしまうのか?」という原因を探りつつ、心を整えるための具体的な対処法や、人と比べる苦しみから自由になるためのヒントをご紹介します。

目次

人と比べて落ち込むことは誰にでもある

誰かの成功や幸せそうな姿に胸がチクリと痛む。そんな経験は、きっと誰にでもあるはずです。
「なんで自分はあの人みたいにうまくできないんだろう」
「私だけ取り残されている気がする」
そう感じるとき、心はとても敏感になっていて、自分に厳しい目を向けてしまいがちです

でも、安心してください。人と比べて落ち込むという反応は、決して特別なものではなく、人間の自然な心の働きであり、大なり小なり誰にでもある事なのです。

人間は相対の世界に生きているので、人と比べることで自分のことを理解し捉えています。この世界は、他人が存在していてくれるからこそ、自分のことがはっきりと見えてくるのです。

他人がいることで、自分について知ることができ、その人たちを見たときに生じる感情から、自分をまた知るということを無意識に行っているのが人間なのです。

このように人と比べることは、人間として生きていくために必要なことでもあるということです

また、人類の歴史の中では、人が生存していくために、他人と比べてその中で自分の立場を守る必要があったのです。だから、人間はみんな本能的に人と比べる意識を持っています。

自分だけが人と比べていると思わず、「人間として、自分もそうした癖がでてしまうのだなあ」と、自分に優しく、そして軽く考えればいいのではないでしょうか。

人と比べてしまう原因

人と比べることの原因は、先ほどの章でお話ししたように、人間として生じてしまうことの他にもたくさんありますが、以下のようなことが特に考えられます。

  • 向上心がある
  • 人と比べられたトラウマがある
  • 自己肯定感が低い
  • 体調不良やネガティブ感情が多いとき

向上心がある

そもそも「人と比べる」という行為には、ある意味で“前向きな側面”があります。たとえば、誰かの成果を見て「悔しい、自分も頑張ろう」と思うとしたら、あなたに向上心がある証拠です。


しかし、その向上心が“比較による劣等感”に変わってしまうと、自信を失ってしまう原因にもなります。

人と比べられたトラウマがある

過去に「お姉ちゃんはできたのに、なんであなたは…」などと、誰かと比べられて傷ついた経験があると、大人になっても無意識に“比較されることへの恐れ”を抱えやすくなります。


自分を信じられなくなったり、他人の目を過剰に気にしてしまう背景には、こうした記憶が影響していることもあるのです。

自己肯定感が低い

「自分はこれでいいんだ」という安心感が少ないと、どうしても他人と自分を比べて「足りないところ探し」をしてしまいます。


他人の良いところが目立って見え、自分の魅力が見えにくくなるのも、自己肯定感の低さから来ている可能性があります。

体調不良やネガティブ感情が多いとき

体調が悪いときや、気持ちが落ち込みやすいときほど、他人の幸せがまぶしく見えてしまうこともあります。


心も身体もエネルギーが低下していると、ネガティブな思考に引っ張られやすくなるのです。

人と比べて落ち込んでしまった時の3つの対処法

人と比べて、すぐに自分で切り替えができるのでしたら、そうそう落ち込まないでしょうが、そうした切り替えができないと、気分が落ち込んで、なかなか普段の自分に戻ることが難しくなります。

ここでは落ち込んでしまったあなたが、やってみる価値のある対処法3つをご紹介しますので、お試しくださいね。

  1. 感情を認める
  2. 比べてしまった自分を認めて癒す
  3. 相手のようになれることを自分に教える

感情を認める

「また人と比べて落ち込んでしまった…」と自分を責めるのではなく、まずはその気持ちを否定せずに受け止めてみてください。
「私は今、○○さんを見て焦っているんだな」
「羨ましいって思ってるんだな」
と、ただ観察するように感情を認めるだけでも、心が落ち着きやすくなります。

比べてしまった自分を認めて癒す

「比べちゃだめ!」と思えば思うほど、人は比較にとらわれてしまうものです。
比べたくなるときは、自分の中の“何かが満たされていない”サイン。
その小さな自分に優しく語りかけてあげましょう。
「大丈夫だよ」「あなたはあなたでいいんだよ」
と、自分で自分を癒すことが、回復への第一歩になります。

相手のようになれることを自分に教える

他人の成功や魅力がまぶしく見えるとき、それはあなたの中にも“同じ可能性”が眠っているサインです。
心理学では「投影」と呼ばれるメカニズムがあり、人は自分の中にある部分を他人に映し出します。


「あの人がうらやましい」と感じるときは、「私にはそうなれる力がある」という気づきに変えることができるのです。

ただ、相手のようになれるとしても、あなたが本当に心から相手のようになりたいかは、あなた自身がどの程度それを望むかによります。

「相手のようになれるけれど、どうする?」と自問してみるとあなたの真の気持ちがわかるでしょう。

以上の3つは人と比べて落ち込んでしまったときに効果的ですが、人と比べること自体を少なくするための方法を、普段から身につけておくこともおすすめします。

人と比べて落ち込まなくなる3つの方法

人と比べて落ち込まなくなる方法を、以下に3つご紹介します。日常の中で少しずつ実践していくことで、自分への自信や安心が増えて、人と比べることが少なくなるでしょう。

  1. 自分を無条件に愛する 
  2. 自分の持っているものを自覚し感謝する
  3. 心地よさを意識して暮らす

自分を無条件に愛する

どんな自分でも大切にできるようになると、人と比べる必要がなくなっていきます。
「できるから素晴らしい」「結果を出したから愛される」という条件付きの自己肯定ではなく、「ただ存在しているだけで価値がある」と思えること。
それが本当の意味での“自己愛”です。

ただ存在しているだけで価値がある事を、毎朝鏡の自分に向かって、にこやかに言いましょう。書くことが好きな人は、ノートに書いていくのでもかまいません。

自分の持っているものを自覚し感謝する

他人と自分を比べると、つい「持っていないもの」にばかり意識が向いてしまいます。
でも、今あなたが持っているもの、たとえば、住む場所、食事、健康、信頼できる人等に目を向けてみてください。


感謝の気持ちは、欠乏感ではなく“満ち足りた感覚”を育ててくれます。

「自分にはない」ではなく「自分にはある」と思えるようになるために、自分の持っているものへ、朝晩感謝をしていきましょう。

心地よさを意識して暮らす

人と比べる心は、「こうしなければ」「もっと頑張らないと」という義務感からも生まれます。
だからこそ、日常の中に“心地よさ”を取り戻すことが大切です。


好きな音楽を聴いたり、美味しいお茶を飲んだり、自然に触れたり。
「今ここで心地よく生きる」という感覚が、人と比べる習慣を少しずつ手放す鍵になります。

心地よさは、人と比べて無理に自分を成長させるのではなく、あなた本来の自分に近付きます。
それと共に、「人は人」、「自分は自分」と思える生き方に変化させていくことができるようになります。

人と比べて落ち込むのは止めて自分の幸せにつながることを考えよう

私たちが本当に望んでいるのは、“他人に勝つこと”ではなく、“自分らしい幸せを感じること”なのではないでしょうか。

人と比べて苦しくなるのは、それだけ「もっと幸せになりたい」「満たされたい」という願いが強いから。
その願いを、誰かとの比較ではなく、“自分に向けた優しさ”として使ってみてください。

「私は何をしたらホッとできるだろう?」
「どんな時に心から幸せを感じる?」
そう問いかけることが、あなたの内側から幸せを育てていく第一歩になります。

最後に

人と比べてしまうこと、それ自体は決して悪いことではありません。
それは、あなたが繊細で、他人をよく見ていて、もっと良くなりたいという気持ちがある証拠でもあります。

でも、比べることに疲れたら、ぜひ立ち止まって、自分の心に優しく寄り添ってあげてください。
「私は私でよかったんだ」と、静かに思える瞬間が、きっと訪れます。

あなたはあなたのままで価値がある。
そのことを、どうか忘れないでくださいね。

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