こんにちは。安藤はま子です。
私は、心理学やカウンセリングについて学ぶ過程で、心の修正をある程度してきています。そのおかげであまりネガティブな感情がいつまでも続くことはないのですが、先日久し振りにモヤモヤした気持ちが抜けませんでした。
そこで、すぐに心の修正を行いました。その結果、モヤモヤした気持ちが抜けてスッキリとしました。そこには結構根深い思い込みがあったのです。
考え方のくせを変えることは誰にでも簡単にできるわけではありませんが、「難しい」という思い込みこそ、まず変えなければならない考え方であることは確かです。
本記事では「考え方を変える」にはどうすればいいのかご紹介しながら、私が行っている根本的な心の修正法についても解説します。
考え方を変えると人生が変わるのはなぜか?
「現実は自分の投影(心の映し鏡)」と聞いたことはありませんか?
実際、私たちが日々体験している出来事や出会い、人間関係は、私たちの“ものの見方”や“思考のクセ”と深く結びついています。
たとえば、同じ状況に置かれた2人の人が、まったく違う反応をすることがあります。一人は「ツイてない」と嘆き、もう一人は「新しいチャンスだ」と笑顔で受け止める。その違いは、出来事そのものではなく、「どう捉えたか=考え方」にあります。
考え方は、私たちの「感情」「選択」「行動」に影響を与えます。そしてその積み重ねが「現実」「人間関係」「人生の質」に影響するのです。だからこそ、考え方を変えることは、人生の方向性を根本から変える力を持っているのです。
考え方を変えるのが難しい理由
「考え方を変えたいのに、どうしても変われない」「頭ではわかっているけど、心がついてこない」・・・そう感じたことがある方も多いはずです。
これは、脳や心の仕組みが関係しています。人の思考の大部分は「無意識」の中で自動的に働いています。つまり、長年かけて出来上がった考え方や思い込み(ビリーフ)は、意識的に変えようとしてもすぐには変わらないのです。
また、考え方は「安全圏」として私たちの中に根付いています。たとえネガティブな考え方でも、それに慣れてしまっていると、新しい思考スタイルを「未知」「不安」として無意識が拒絶することがあります。
さらに、「人と比べる癖」や「完璧主義」、「過去のトラウマ」などが、柔軟な思考の妨げになることもあります。

考え方を変えた方が良いときのサイン
では、どんなときに「考え方を変えるタイミング」が訪れているのでしょうか?
以下のようなサインが出ていたら、自分の思考のパターンを見直すチャンスかもしれません。
- 同じ問題が何度も繰り返される(人間関係、仕事、健康など)
- 「どうせうまくいかない」と思い込んでしまう
- 小さなことにもイライラしやすくなる
- 気持ちが停滞して、何に対してもワクワクできない
- 周囲が変わっているのに自分だけ取り残されているように感じる
こうしたサインは、「今の考え方では、もう前に進めないよ」という心や魂からのメッセージ。こうしたサインを無視しないで柔軟に受け取り、少しずつ「見方」を変える準備をしていきましょう。
自分でできる|「考え方を変える」簡単な3つの方法
ここからは、今日から実践できるシンプルで効果的な3つの方法をご紹介します。どれも小さな意識の切り替えですが、繰り返すことで確実に思考のパターンが変わっていきます。
- 「考え方は簡単に変えられる」と思考する
- 物事のポジティブ面を見るようにする
- 思考を否定形から肯定形に変える
「考え方は簡単に変えられる」と思考する
「考え方を変えるなんて難しいに決まってる」
そう思っているうちは、本当に難しいものになってしまいます。なぜなら「思考は現実化する」からです。
でも逆に、「考え方って案外、簡単に変えられるのかも」と思ってみてください。たとえば、「今までの考え方に飽きたから、違う考え方を試してみよう」とゲーム感覚で捉えると、心の抵抗が減っていきます。
時代は「重い」から「軽い」に変化しています。“重く、真面目に”変えようとするのではなく、“軽く、柔らかく”試してみることがポイントです。
物事のポジティブ面を見るようにする
起きた出来事には、必ず「ポジティブな面」と「ネガティブな面」の両方があります。
そして、どちらを見るかは私たち自身が選べます。
たとえば、電車に乗り遅れたという出来事。
「最悪、遅刻だ…」と思うこともできれば、「朝の憂うつな会議に遅れられたことで、会議に出席する緊張がとれた」と捉えることもできるのです。
最初は違和感があるかもしれません。でも、「この出来事の良い面を探す」という習慣を持つだけで、思考がどんどん前向きにシフトしていきますよ。
思考を否定形から肯定形に変える
多くの人は無意識に、「○○しないようにしよう」「失敗したくない」「~できない」といった“否定形”の思考を使っています。それを、意識して肯定形に変えるようにしてみてください。
たとえば、「緊張しないようにしよう」ではなく「リラックスしていこう」と言い換えるだけで、脳や体に与える影響が変わってきます。
脳にはフィルター機能があり、多くの情報や思考の中から、自分に必要だと判断したものを集中的に集めてきます。否定的な考え方をしていると否定的な現実ばかり集めるようになります。逆に肯定的な考え方をすれば、そこにフォーカスし肯定的な現実を引き寄せてきます。
なるべく「○○しない」「~できない」ではなく「○○する」「~できる」「〜でありたい」といった肯定形の思考に置き換えるように心がけてみましょう。
考え方を根本から変えたいならこの方法
今まで述べてきたように、考え方を変えることはできないわけではないのですが、潜在意識の部分(根本)の思考を変えるには、特別な方法でのアクセスが必要です。サラカオルもそのような方法を使っています。
考え方や思い込みは、子どもの頃に作られたものが多いので、子どもの頃に戻ってその場面を再現し、感情を感じ、癒し、子どもの勘違いを見つけ、新たな思考に変更していくという作業が必要なのです。これは「インナーチャイルドの癒し」を少し変えた方法です。
ある程度慣れればご自分でもできるようになりますが、最初からはできません。カウンセリングの場面で体験していただいている間に、覚えたい方は徐々に覚えていきます。
ご興味のある方はサラカオルまでお問い合わせください。

人生を変えるために、「考え方」を味方につけよう
思考は、あなたの人生の“ナビゲーションシステム”のようなものです。
そして、そのルート設定は、あなた自身が自由に変えることができるのです。
考え方を変えるとは、今までの自分を否定することではありません。
むしろ、「今までよくここまで来たね」と自分をねぎらいながら、「もっと心地よい生き方を選んでいいよ」と許可を出すことです。
変化は一瞬では訪れないかもしれません。ですが、少しずつ、確実に思考を整えていくことで、現実は静かに、でも確かに変わっていきます。
最後に
「考え方を変えることは、人生を変えること」
それは決して大げさな表現ではありません。思考が変わると、心の感じ方が変わります。心が変わると、言葉が変わります。言葉が変わると、行動が変わります。そして、行動が変わると、人生の流れそのものが変わっていくのです。
あなたが今日、新しい考え方に少しでも出会い、心がふっと軽くなっているなら、それは変容のはじまりです。
どうか焦らず、やさしく、あなたのペースで進んで行ってくださいね。
あなたの人生が、より自由に、より喜びに満ちたものになりますように。
サラカオルではあなたを「心の変容の旅」へといざなう、「スピ心理学セミナー」を開催しています。外側の出来事だけに振り回され、自分の心を置き去りにしてきた、「何かを変えていきたい」と思っていらっしゃるあなたにおすすめの講座です。ご自分に向き合い、軽やかなあなたになっていきませんか?