こんにちは。安藤はま子です。
あなたは「直感」を意識的に使っていますか?それとも「直感」などというあいまいなものは信じていませんか?
直感は目に見えない上に、「これ」というはっきりした根拠があるというものでもないため直感を日常で使うのは、あなたの感覚を磨く練習が必要です。だからといってそれほど難しいことではないのですが。
直感を日々の生活の中で使えるようになると、迷いが少なくなり自分らしく生きられるようになります。
当記事では、そんな直感について簡単にお伝えしていきたいと思います。
直感とは?
直感とは、一見すると論理や分析を経ずに「パッと」浮かぶ思いや判断、ひらめきのことを指します。例えば、「なぜかわからないけれど、こっちの道を選びたくなった」「この人とはうまくいきそうな気がする」など、明確な根拠はないけれど心の深い部分で「そう感じる」という感覚。それが直感です。
この感覚は、脳がこれまでの膨大な経験や知識、身体感覚やエネルギー的な気配などを無意識下で高速処理して導き出しているとも言われます。スピリチュアルな視点では、直感は魂や超意識からのメッセージともされ、宇宙の叡智とつながる窓口でもあるのです。
直感と直観の違い
「直感」と「直観」、似ているようで実はニュアンスに違いがあります。
- 直感:一瞬の感覚。心や身体に“ふと”浮かぶ感覚的なひらめき。
- 直観:物事の本質を瞬時に見抜く、洞察力に近いもの。論理や体験などがベースにある
つまり、「直感」は感覚的で瞬間的なもの、「直観」はやや思考を伴う、深い理解のようなものと考えるとよいでしょう。どちらも思考の枠を超えて得られるインスピレーションです。
直感は本当に当たるのか?
「直感って本当に当たるの?」という疑問は、多くの人が持っていることでしょう。実際、心理学や神経科学の分野でも直感の研究が進んでおり、「人間は無意識下で膨大な情報処理を行い、適切な選択を導き出している」という見解が支持されています。
特に、経験が豊富な分野ほど直感は的中率が高い傾向にあります。例えば、熟練の医師が患者を見ただけで病気を察する、投資家が市場の流れを肌で感じ取る、などが典型です。将棋の世界の第一人者である羽生善治氏はご自身の経験から「直感の7割は正しい」とおっしゃっています。
またスピリチュアルな観点では、直感は「魂の声」であり、「ハイヤーセルフ」や「宇宙の叡智」とつながる手段。つまり、“当たる”というより“本来の道を示してくれている”と見る方が自然でしょう。
直感は日常生活でどのように使われているか
実は私たちは日常の中で、無意識に直感を使っています。
- 今日の服装を決めるとき
- なんとなく連絡したくなった友人
- いつもと違うルートを選んだら偶然にも素敵な出会いがあった
- 店で手に取った本が、今の自分に必要なメッセージをくれた
こうした「なんとなく」の選択の中にこそ、直感が働いているのです。問題は、多くの人がその「なんとなく」を軽視し、思考でかき消してしまうこと。ですが、直感に気づき、それを信じて行動するようになると、不思議なほど人生がスムーズに流れていきます。
直感力を磨く方法
直感は、誰もが持っている力。そして、意識すればするほどその感度は高まっていきます。以下は、日常的に実践できる「直感力の磨き方」です。
- 周囲をよく見るようにする
- 五感を鋭敏にする
- 何も考えないボーっとした時間を持つ
- マインドフルネス瞑想を行う
- ジャーナリングを行う
- ちょっとした未来を当ててみる
- 小さな迷いに即答する
周囲をよく見るようにする
人は注意を向けたところから情報を受け取ります。空や自然、人の表情や空気感など、五感を使って世界を「感じる」ことで、無意識的な感度が高まり、直感のアンテナが強くなります。
五感を鋭敏にする
香り、音、触感、味、視覚的な刺激に敏感になると、微細な変化を感じ取れるようになります。果物や料理の食材の味を丁寧に感じてみる、風の音や雨の音に耳を傾けてみる、アロマを焚く、美術館に行く、自然の中を散歩するなど、感性を開く行動を取り入れてみましょう。
何も考えないボーっとした時間を持つ
脳が常に思考で忙しいと、直感が入ってくる隙間がなくなります。ぼんやり空を眺める、音楽に身を任せる、湯船につかるなど、“何も考えない時間”を意識的に作りましょう。
マインドフルネス瞑想を行う
今この瞬間に意識を向けるマインドフルネス瞑想は、内なる静寂を取り戻し、直感の声をキャッチしやすくする有効な手段です。こうした瞑想が嫌いでなければ1日5分でも良いので、呼吸に集中する時間を取りましょう。
ジャーナリングを行う
その日の出来事や今この時の感情、浮かんだ思いつきなどを自由に書き出すことで、無意識からのメッセージを顕在化できます。自分の内側と対話する時間は、直感の精度を高める手助けとなります。
ジャーナリングのやり方については以下の記事を参考になさってみてください。

ちょっとした未来を当ててみる
例えば「次に開くページは〇〇な内容だろう」「あの人から今日連絡が来そう」など、ちょっとした“予感”を意識して遊び感覚で取り組むことで、直感を鍛えることができます。レジに並んでいるときやATMで順番を待つ間などにも「次はどこが空くかなあ」と考えることもできます。
小さな迷いに即答する
「AにしようかBにしようか…」という場面で、考える前に“パッと浮かんだ方”を選ぶ習慣をつけると、直感との信頼関係が育っていきます。お昼ご飯を食べに行ってメニューを見たとき、数秒で「今日はカレーにしよう」などと決めることを繰り返していきます。
直感を邪魔するもの
直感は本来、誰にでも備わっているものですが、いくつかの要因によってその声が聞こえにくくなることがあります。
- ネガティブ思考や感情が多い
- 論理的に考えすぎる
- 直感を信じていない
- データや口コミに頼り過ぎる
ネガティブ思考や感情が多い
怒りや不安、焦り、自己否定などが強いと、内側がざわついて静かな直感の声がかき消されてしまいます。感情を整えることは、直感力の基盤です。
思考を変える方法については以下の記事も参考になりますので、よろしければお読みください。

論理的に考えすぎる
頭で考えるクセが強すぎると、直感を「非合理なもの」として退けてしまいます。直感と思考はどちらも大切ですが、バランスを取ることが重要です。
直感を信じていない
「どうせ勘でしょ」「根拠がないから信じられない」という思い込みがあると、せっかくの直感も無視されてしまいます。まずは試しに信じて動いてみる、という経験が大切です。
データや口コミに頼り過ぎる
選択の際、すべてを情報に委ねてしまうと、自分の感覚が鈍くなります。もちろん情報も参考になりますが、最後は「自分の感覚を信じて決める」ことが、直感力を育てるポイントです。
最後に
直感は、人生を導く“内なるコンパス”です。静かな声で、けれど確かな方向を示してくれるその感覚は、私たちが本質とつながって生きるための素晴らしい情報だと言えるでしょう。
忙しい毎日の中で、ふとした“感じ”を大切にしてみてください。情報や論理に頼る前に、自分の感覚に耳を澄ませてみてください。
直感を信じ、育み、活かすことで、人生はもっとスムーズに、もっと本質的に、あなたらしく流れ始めます。
あなたの中に眠る「答え」は、いつもあなた自身の中にあるのです。
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