気持ちと行動が伴わない原因と解決するための7ステップ

こんにちは。安藤はま子です。

気持ちはあるのに行動できないって誰にもあることです。

人間はあれもこれも一度にできませんから、無意識にですが、自分が望んでいることから優先して行っているためです。

あなたにとって、やりたいと思っていることが本当にやりたいことなのかどうか考えてみることはとても大切です。

今回は気持ちと行動が伴わないときにどうしたら行動できるのかについて解説します。

目次

気持ちと行動が伴わない原因と対処法

あなたの気持ちと行動が伴わない原因を知ることができると、今後どのように行動していけばいいのか答えが見えてきます。以下はよくある原因です。対処法にも触れておきましたのでお役立てください。

  • そこまで重要なことではないから
  • 体や頭が休みモードになっている
  • 「能力がない」と思い込んでいる
  • やり方が分からない
  • 失敗を過度に恐れている
  • 完璧主義だから

それぞれに解説します。

そこまで重要なことではいから

行動できないということはそのことに関して思考が少ないということです。それだけあなたにとってそのやりたいことは重要でないということです。

重要であれば、思考数が自然に多くなり行動へとつながるのですが、行動につながらないということは、「どうしても行わなければならない」「何としてもやりたい」ということではないということです。

例えば、英語の勉強をしたいと思っているけれど勉強が始められない。これは、そこまで英語を勉強をする必要性がない、「話せれば便利そう」くらいの軽い望みの可能性が高いということです。

1ヶ月後に仕事で海外に行って英語で仕事をしなければならないというくらい重要度が高いと、あなたはかなりの確率で英語勉強を始めるのではないでしょうか。

その行動が本当にあなたにとって必要な事なのか、重要な意味があるのか改めて考えてみてはいかがでしょうか?本当に重要なことでしたら、あなたはどんなことをしても行動に移そうと真剣になるはずです。

体や頭が休みモードになっている

気持ちがあるのに行動が伴わない原因として、ありえないような理由があります。それは、体や頭がお休みモードになっていて、やりたい気持ちはあるのに行動に移せないということです。

人間の身体は使わないと面倒くさがりになり動きが悪くなります。行動するために体や頭を使うことが少ないと、行動に移そうとしても「やりたくない~」と潜在意識の自分に反発されてしまうのです。

作家の村上春樹さんのエッセイを読んだことがありますが、毎朝4~5時間ほど集中して執筆をし、その後ランニングや水泳等の運動をなさるそうです。なぜ運動をするのかというと、集中力、意志力を強くするためだそうです。身体を鍛えることによって書き続けるための精神や体の土台作りをするということです。

やりたい気持ちを行動につなげたいのでしたら、あなたも筋トレや読書等好きなことで身体や頭を使うことも並行して進めてみませんか。

忍耐力、集中力、意志力などを養い、体や頭がしっかり動きはじめ行動する力になっていってくれるはずです。

「能力がない」と思い込んでいる

気持ちと行動が伴わない原因として、「私は能力がない」と思っているためなかなか行動に移せないということがあります。

「能力がない」という思い込みはあなたの信念の一つです。信念はその人の行動に直結する強力な思考です。能力がないと思っているので、「どうせやってもできない」「どうせ大したものにならない」などと、やる前から悪い先読みをしてしまい、一歩を踏み出すことができないのです。

この場合の対処法はインナーチャイルドカウンセリング・セラピーなどでの潜在意識の書き換えが一番効果的です。少し弱い方法ではありますが、「たとえ能力がなくても大量にやれば能力になっていく」と毎日言い続ける方法もあります。時間はかかりますが、「行動すれば能力になっていく」という思考が潜在意識になっていき行動できるようになります。

やり方が分からない

気持ちはあるのに行動が伴わない原因として、やり方が分からないために一歩を踏み出せないということもあります。

気持ちに勢いがあると、やり方わからなくても行動を起こせますが、あまり乗り気でないことや難しい事、経験がない事をする場合には、やり方が分からないとどこから手を付けたらいいのか分からず、結局何も始められないということになりかねません。

やり方が分からないのでしたら、他の人の体験談を読んでどのようなやり方をすればいいのかある程度目途をつけておくようにします。経験者に話を聞いてやり方を教えてもらい、自分流にそれを使っていくこともいいでしょう。カウンセラー、コーチ、コンサルタントなどに相談してより良いやり方を一緒に考えてもらう方法もあります。

失敗を過度に恐れている

失敗を必要以上に恐れて、行動に移せないということもあります。失敗恐怖があると、やりたいことの多くが計画倒れで終わることになります。

なぜなら、始める前から「失敗するのじゃあないか?」「上手くいかないに決まっている」などと考えてしまうため、失敗をする恐れや不安のため行動を起こすことができないのです。

失敗恐怖はインナーチャイルドカウンセリング・セラピーなどで子どもの頃のトラウマ的な出来事を修正することが必要です。もし、カウンセリングを受けないのでしたら、「大丈夫、大丈夫」や「失敗してもやらないよりはずっとましだ」などという言葉を毎日何回も言うことで、多少は失敗恐怖を克服することができます。

完璧主義だから

気持ちと行動が伴わない原因として、完璧主義が関係している場合もあります。

完璧を求めていると、自分がやろうとしていることに対して自分自身が高い完成度を求めるためそこに行きつく自信が持てず、結果として行動に移せないということになります。

例えば、部屋の中が物であふれているので物を減らしたいと思っていますが、最初から完璧に物を減らそうとしているため、いつまでたっても片付けを始めることができません。結局時間だけが過ぎ、部屋に物があふれたままです。

完璧主義を直すのはなかなか厄介です。なぜかというと、多くは親との関係の中から生まれ、完璧になる必要が本人の中にあるからです。こうした強固な考えはインナーチャイルドカウンセリング・セラピーでその大元の考えを変えていくのが最善です。

カウンセリングを受けたくないという場合には、気長に完璧主義を変えていくしか方法がありません。「何のために完璧を求めているのか?」と自分に尋ねてみてください。理由がわかるかもしれません。理由が分かると完璧への対処もわかるかもしれません。

また、完璧主義の元には自己の存在を認められないという心理があります。自己肯定感を高めることで完璧主義が和らいでいくことは十分ありますので以下の記事を参考にしてみてください。

次の章では、気持ちを行動に移すにはどうすればいいのかについてご紹介していきます。

「気持ちはあるのに行動できない」を解決するための7つのステップ

「やりたいのにできない」を解決する方法はいろいろありますが、今回ご紹介するのは7段階に分けて進めていく方法です。あまり複雑に考えず、シンプルに順番通り行ってみてください。

  1. できないことを責めるのではなく現状を受け入れる
  2. その行動を本当にしなければならないのか考える
  3. なぜ行動できないのか本当の理由を探る
  4. 何のためにするのか目的を明確にする
  5. 行動するためのやり易い好みのスタイルを見つける
  6. TODOリストに書き込む
  7. とりあえずやる態勢に入ってみる

それぞれのステップについて説明していきます。

STEP
できないことを責めるのではなく現状を受け入れる

気持ちはあるのにできないと、「自分は駄目だ」「何もできないなんて情けない」などと自分を責めてしまいがちですが、「できないでいる自分」を受け入れるようにします。

「できないのには意味があるのだからそれでいいんだよ」と現状の自分を受け入れます

責めるよりは認める方が自然の流れです。駄目だと否定しても心が動くわけではありません。逆に卑屈になって意欲がなくなるだけです。それなら、できない自分を認めた方が安心して次に移行しやすいのです。

STEP
その行動を本当にしなければならないのか考える

やりたい気持ちがあるのにできないとしたら、深い意識ではそれを「したくない」と思っているということです。

「その行動を本当にしなければならないの?」と、自問してみましょう。このとき目を閉じて内面に意識を持っていってください。

「行動する必要がある」ということでしたら、行動する方向で改めてやってみます。

「してもしなくてもいい」ということでしたら、そのやりたい気持ちはそこまでのものではなかったということですので、やろうとしたことを止めます。(STEP3以降はお読みになってもならなくてもかまいません。)

STEP
なぜ行動できないのか本当の理由を探る

やりたいことを行動に移したいのでしたら、できない理由を把握しなければなりません。

「なぜ行動できないのかな?」と自問してみましょう。目を閉じて考える方が深い意識を見ることができます。

行動できない理由が分かりましたら冒頭の「気持ちと行動が伴わない原因と対処法」をもう一度読み、あなたの原因となっていることへの対処をしてみましょう。

他の原因が思い当たるようでしたら、どのようにすればいいか考えたり調べたりすると対処法も見つかるかと思います。

STEP
何のためにするのか目的を明確にする

やりたいことがあるのに行動できない場合、目的がはっきりしていないということはよくあります。

「何のためにするの?」と自問してみましょう。内面と向き合うために目を閉じて行います。

目的はどんなものでもいいのです。あなたが本当に欲しいゴールを素直に思い描いてください。目的が魅力的であるからこそ行動できるのですから。

STEP
行動するためのやり易い好みのスタイルを見つける

自分が行動し易いスタイルを見つけることは重要です。

どの時間帯にするか、静かな中か音楽や人の声がする中でするか、一人でするか人とするか、室内でするか屋外でするか、細かく計画を立てるか気分が乗ったときに行うか等。人の好みは千差万別ですからあなたの行動に移し易い好みのスタイルを見つけてください。

私はトイレ掃除を毎日行うのですが、夜9時か10時頃の寝る前の時間帯にしています。時間も5分以内でさっさと終わらせるようにしています。昼間はやる気が起きないので、こんな夜遅くにしているのですが、私には行動に移しやすいスタイルなんです。

STEP
TODOリストに書き込む

毎日のTODOリストに書き込むと意識にフックが掛かるので、そのことがなんとなく気になる状態になります。記憶に残るので、やらなくてはいけない気になり行動に移しやすいのです。

多分1日や2日の書き込みではできないでしょうから、できるまで何日でも書いていきます。

また、長期的なTODOリストにも書いて保存しておくと、後で見たら行動していたなんてこともあります。

書いたことは、潜在意識になりやすいのです。

STEP
とりあえずやる態勢に入ってみる

さて、行動に移すのに重要なことは「行動」することです。この場合の「行動」とは、やる態勢に入る準備という行動です。

例えば、ダイエットのためには多少の運動が必要だとわかっているけれど、そのための運動ができないとします。こうした場合には、とりあえず運動の準備をしてみます。「準備だけでもしよう」と思いながら、部屋の中で行うのでしたらマットを敷く、タオルを準備する、着替える等、ちょっとした準備を行いやる態勢に入ってみるのです。

ここまでやって、「でもやっぱりやる気になれない」ということで止めてしまってもかまいません。ほんの少しの行動でも、行動は行動です。

「やっぱり今日もやれなかった」と思うのではなく、
「今日はマットを敷いて、タオルを準備できた!」と思ってください。小さな成功で十分です。

たとえ些細な行動でも、あなたの世界に些細な変化が起きたのです。それを繰り返していくだけでもそれが溜まって、やりたいことの行動につながっていきます。

行動を継続する3つのヒント

「三日坊主で継続することができない」ということもよくあることです。もし1回でも行動できたら、せっかくですからそれを継続できるといいですよね。ここでは行動を継続するための3つのヒントをご紹介します。

継続するには癖をつける必要があるのですが、これには3カ月くらいはかかります。よく、3週間で行動を定着させられると言われていますが、もう少し時間をかけた方がしっかり定着させられます。焦らず気長に行いましょう。

それでは行動を継続する3つのヒントについて説明します。

  1. できないときは「それで良し」とする
  2. ゴールを意識する
  3. 小さな結果に気付き、喜ぶ

できないときは「それで良し」とする

毎日とか週3回とか決めて行おうとしても、できないことはあります。そうしたときはできないことを認め「それで良し」と自分に言ってあげましょう。

もちろん、自分に厳しくすることも大切ではありますが、「できない自分をできる自分に変えようとしている」今回のような場合、厳しくしたから行動できるというものでもありません。自分に優しくされて継続できる確率の方が大きいのです。

なぜなら、潜在意識の反対派の力は大きいからです。できないということは、潜在意識にやりたいことへの反対派(インナーチャイル)がたくさんいるということなのです。ですから、この反対派とうまく付き合いながら、反対派を賛成派に変える必要があります。こうした場合には、優しさというアメが役立つわけです。

ゴールを意識する

ゴールという楽しみがあった方が継続できるものです。それに自分が何のために行動しているのか明確になっている方が、先が見えてやる気も出てきます。

毎回意識してもいいですし、何回かに1回、1カ月に1回でもあなたのやり易い回数でかまわないのですが、時々、ゴールをイメージして楽しんでみてください。

ゴールを意識していないと、自分が何のためにその行動を起こすのかということまで考えが至りません。目の前のことに振り回されたり、感情に揺さぶられ、行動する意欲を喪失したままになってしまいます。

そうなれば、何回かできたとしても継続することは難しいでしょう。

ゴールを意識すればするほど、継続への意欲は増していくのです。

小さな結果に気付き、喜ぶ

小さな結果をマメに見つけましょう。

あなたは「大きな結果でないと結果ではない」と思っていませんか?日々の小さな結果、週の小さな結果でも積もり積もれば立派な結果になっていくのです。

「無駄遣いを止める」ということを行動し始め、「今日は100円ショップで家にあるのと同じような袋を買うのを止められた」ということがあったら、それはあなたの行動の小さな結果です。

「やったー!100円分を無駄に遣わなかった!」と喜びましょう。「100円なんて大したことない」なんてネガティブに考えず、小さな結果を見つけて喜ぶこんでみます。

こんな小さなことでも喜ぶと、「明日もやってみよう」と思えるようになり継続する気持ちがグンと高まります。

今よりもいい人生にしたいとみんな思っている

今回は気持ちはあるのに行動が伴わないことについて解説しました。

気持ちがあるのに行動に移せないことで悩んで、自分を責めたり、劣った人間だと思っているとしたら、それは間違いです。いい人生にしたいからあなたは行動したいと思っているのですから。

誰でも今よりもいい人になりたい、いい人生にしたいと思っているのです。思ったようにできないからと悩むのではなく、できないことを受け入れることもいい人生にしていく方法のひとつです。

もし少しでも行動出来たら、そんな自分を褒めながら少しでも継続できるようにしましょう。人にはみんなペースがありますから、あなたなりにできればそれでいいのです。

私たちは楽が大好きです。でも、本当に望みを叶えたいなら楽な方法は実はあまりないのです。よく言われるように遠回りこそが近道なのです。コツコツとやっていくことであなたの望みは叶っていきます。

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