こんにちは。安藤はま子です。
私のところにご相談にいらっしゃる方の潜在的なお悩みは「生き方」についです。
ご本人は目の前のお悩みである、「親子関係」や「夫婦関係」のことを相談されますが、根本のお悩みはご自分の生き方なのです。
私のところではステージアップを意識したカウンセリングを行っていますので、お客様は潜在意識で私のカウンセリングを見つけていらっしゃるようです。
自分らしく生きるというお悩みは、このように多くの方が無意識ではありますがお持ちです。そこで今回は、「自分らしく生きる」ことについてお話ししていきたいと思います。
自分らしく生きるとは?
「自分らしく生きる」とは、他人の望む生き方ではなく、自分の内面から生じてくる思いに正直に生きながら、幸せや充実感も感じられる生き方です。
それは魂の望む生き方ですからあなたにしかわかりません。生き方はみんな似ているようでいて、全員違います。
なぜなら、人は自分の魂の成長のため自分の人生を決めていますので、同じ生き方の人は一人としていないのです。
ですから、誰もがいつも自分らしく生きているのですが、「今の生き方は、何か自分らしくない。自分らしく生きたい」と感じるようになったとしたら、人生の大きな分岐点にいるからかもしれません。
現在の自分を変えていこうと、ステージアップの時期であるからこそ、現在の生き方に違和感を感じるのです。
そうした場合には、あなたの望む生き方を模索して変えていくことで、違和感が消えあなた自身も成長できるのです。
自分らしく生きるのが難しい理由
自分らしく生きたいと思いながら、自分の生き方を変えていくのが難しくてなかなか変えられないということはよくあります。
なぜ自分らしく生きるのが難しいのでしょうか?その理由はたくさんありますが、以下についてご紹介します。
- 「自分らしさ」がわからないから
- 思い込みに縛られているから
- 自己肯定感が低いから
それぞれについて説明していきます。
「自分らしさ」がわからないから
自分らしく生きたいと思っていても、いざとなると「自分らしさ」が何なのかわからず、そこで挫折してしまうことがあります。
もともと自分を知ろうとしていないからこそ、他人軸や流れのままに生きてきたわけですから、自分はどんなふうに生きたいのかよく把握できないのです。
これは悪い事ではありませんし、そのおかげである程度流れに乗って生きてこられたわけですからメリットではありました。
しかし、自分軸で生きようと思ったら、自分のことが良く分からず変わっていくタイミングで動きが取れないということになってしまうのです。
自分らしさを知っていくためには、少しずつでも自分の内側の声に耳を傾けるようにしていくことが大切です。
詳しくは次の章「自分らしさはどうやって見つければいいのか?」でご紹介します。
思い込みに縛られ不安や恐怖があるから
自分らしく生きるのが難しいとても強力な理由として、「思い込み」とそれに伴う「不安や恐怖」という感情があります。
私たちはたくさんの思い込みを潜在意識に持っています。その中のいくつかの思い込みが自分らしく生きたいと思ったあなたの動きを不安や恐怖という感情を生じさせて阻止しようとするのです。
例えば、「自分らしく生きると嫌われる」「自分らしく生きると社会から締め出される」「自分らしく生きると家庭崩壊になる」「自分らしく生きると食べることにも困ることになる」等です。
思い込みは生きる上で自分を枠組みして守ってくれることも多いのですが、自分がそのルールを変えようとすると、不安や恐怖を使ってそのルールに引き戻そうとするのです。
自己肯定感が低いから
自分らしく生きることが難しい理由として、ありのままの自分を受け入れられないことがあります。
うまくいっている自分はOKだが、駄目な自分はNGとなっているため、自分に自信が持てず自分らしく生きることにも自信が持てません。そのため、新たな生き方に挑戦する勇気も持てないのです。
自己肯定感は自分らしく生きていくためにも重要だということなのです。自己肯定感については以下の記事がお役に立つと思いますので、よろしければお読みになってみてください。
自分らしさはどうやって見つければいいのか?
自分らしさはあなたの望みであり価値観でもあります。
あなたがもし「自分らしさがわからない」と思っているのでしたら、以下の3つを考えて、書き出してみると自分らしさが見えてくるかと思います。
- 自分の望みを内側の自分に聞いてみる
- 一年後に死ぬとしたらどんなふうに生きてみたいかを考えてみる
- どんなふうに生きている人が羨ましいか考える
それぞれについて説明していきます。
自分の望みを内側の自分に聞いてみる
自分らしさとは自分がどのような生き方を望んでいるかということです。望みがわからない場合には自分に聞いてみます。
今まで内側の自分に関心がなかったとしたら、最初は内側の意識の声が聞こえてこないかもしれませんが、何回も質問していると徐々に自分の意識の声に気付くようになるはずです。
もう一人の自分の声を聞いたり、自分の意識をコントロールしたりすることをメタ認知と言います。メタ認知が、あなたの真に求めている生き方を教えてくれるでしょう。
一年後に死ぬとしたらどんなふうに生きてみたいかを考えてみる
自分らしさを知るためには「自分が一年後に死ぬとしたらどんなふうに生きてみたいか?」と、考えてみます。
人間として生きる人生は有限だと分かれば、今この瞬間からどう生きるのか、どう生きたいのか、自分にとって大切なことや物は何かがわかってくるでしょう。
どんなふうに生きている人が羨ましいか考える
自分のことがわからないときには、「どんなふうに生きている人を羨ましいと思うのか?」と考えてみると、あなたの望みや価値観が見えてくるでしょう。
あなたが羨ましいと感じている人が「自由に生きている」人だとしたら、あなたは自由に生きてみたいと感じているようです。
あなたが羨ましいと感じている人が「いつもブランド物を身につけている」人だとしたら、あなたはブランド物を身につけて歩いてみたいと思っているのかもしれません。
自分らしく生きるコツ
自分らしく生きるためにどのようなことを意識していけばいいのでしょうか。心のままに、でも周囲との関係もある程度保ちつつ生きていける考え方を解説します。
- 自分の思考や感情を尊重する
- 自分の価値観、他人の価値観を認める
- 自分らしく生きている自分を認め、ねぎらう
- 必要に応じてカウンセリングを活用する
自分の思考や感情を尊重する
自分らしく生きるためには、自分の内側から湧いてくる考えや感情に敏感になり、湧いてきた思考や感情を否定したり嫌がるのではなく尊重するようにします。
そこには、あなた自身の真の望みや現在の生活での違和感などが含まれているからです。
例えば、家で家族の食事作りをしていたらイライラしてきて「なんでいつも私がやらなきゃいけないの?!」となったとします。これはあなたがいつも食事を作ることに不満を感じているということです。
こうしたことに気付けば、この不満をどのようにしたら自分らしく生きることにつなげていけるか考えられます。
パートナーにも作ってもらえるよう頼む、週末は外で食べる、週に1~2回は買ったもので済ます等々のやり方をパートナーと話し合う、または家族で話し合うなどできます。話し合いができないのであれば、あなたが勝手に手を抜く方法を考えることもできます。
自分らしく生きるとは、ちょっとしたことから自分の望む生き方に変えていくことの積み重ねです。
自分の価値観、他人の価値観を認める
自分の価値観、他人の価値観を認めることが、自分らしく生きるための大切なコツです。
自分らしく生きることは、自分のやり方や考えを周りを無視して押し通すことではありません。もちろん、そうしなければならない場合もあるでしょうが、基本的には自分らしく生きながら、自分も周りもハッピーな状態があなたも気持ちよく生きられるはずだからです。
「私はこう考え、こうするけれど、あなたはそう考えて、そうするのね」というふうに、自分と相手は別の考えややり方があり、どちらもそれでいいと認めることです。
自分も相手も認めることで、相手からもあなたのことを認めてもらえるようになりますから、あなたらしく生きることが容易になります。
自分らしく生きている自分を認め、ねぎらう
自分らしく生きようと切り替えると、周りの反応が冷たくなったように感じたり、「これでいいのだろうか?」と不安になることがあります。
そのようなときには、自分らしく生きている自分を「それでいいんだよ。」「新しいやり方は不安になるよね。でも大丈夫だよ。」「お疲れ様」などと、新たな生き方にチャレンジしている自分を認め、ねぎらうようにします。
自分らしく生きたいと思っても、自分自身が変化するのに時間がかかります。その間は、自分を勇気づけていけば、徐々」に新たな生き方に変化していくでしょう。
必要に応じてカウンセリングを活用する
新たな生き方に変えていくためには、自分の思い込みを書き換えたり、トラウマの解消等が必要な場合があります。必要に応じてカウンセリングを活用することで、専門家のサポートが入り、行いやすくなります。
自分らしく生きることを一人で行うと、人の反応や自分のネガティブ感情に引っ張られてうまくいかないことが多いものです。
カウンセリングを上手に使ってみることで、自分らしさとは何か、自分らしく生きたいのか、自分らしく生きるためにはどうすればいいのかなどが見えてくるでしょう。
最後に
今回は自分らしく生きることについてお話ししました。
自分らしく生きることにこだわり過ぎることはありませんが、現在の生活や生き方に不満や息苦しさを感じているのでしたら、自分の求める生き方について考えたり、自分らしく生きることを選択するのもいいのではないかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。