こんにちは。安藤はま子です。
インナーチャイルドに興味のある方向けに、今回はインナーチャイルドとは何か、どのようなタイプがあるのかなどについて取り上げました。
インナーチャイルドをコントロールできればあなたの人生は面白いように変わっていきますよ。
インナーチャイルドとは
インナーチャイルドとは「内なる子ども」という意味です。
インナーチャイルドは現在の悩みや問題をつくっているあなたの過去です。
インナーチャイルドは一人だけではなく何人もいます。その内なる子どもたちが、現在のあなたの考え、感情、行動などをつくっているのです。
子どもの頃(7歳頃まで)の出来事で感じた感情や思考から生まれたインナーチャイルドが、大人になってもそのままあなたの仕事や人間関係に多大な影響を及ぼしています。
厄介なのは、インナーチャイルドが潜在意識であるために分かりづらいということです。しかし、インナーチャイルドはあなたのちょっとしたところにその端々を現すことがあります。
あなたが自分の内側に意識を向けていけば、インナーチャイルドを見つけたりインナーチャイルドと対話をしたりできます。
インナーチャイルド2つのタイプ
インナーチャイルドは大きく分けて2つのタイプがあります。
- 傷ついているインナーチャイルド
- 子どもっぽいインナーチャイルド
傷ついているインナーチャイルド
このインナーチャイルドは、親、きょうだい、祖父母、その他の人たちから傷つけられたと感じています。傷ついたことで、人を信じられなくなっている、怖がっていたり怒りや不安を感じています。
傷ついているインナーチャイルドが現れる場面を次の例で説明します。
「上司から注意を受けると無性に腹が立ち、注意されたことに従いたくないと思う。」
普通に考えれば、職場の上司に言われたことなので感情的にならずに言われたことを冷静に考えたり、その言葉に従って自分のやり方を見直すなり変えるなりしますよね。
ところが、この人は上司から注意されると瞬時にインナーチャイルドが反応して怒りの感情が湧いてきます。そして、上司に対して攻撃的な気持ちになり注意されたことをしたくなくなるのです。
これは上司=父親になっているからです。このような場合、この人は子どもの頃に父親から何かを注意されてそれに従わなかったため、父親からひどく怒られた可能性があります。
その時に湧いた怒りや「わかってもらえない」などの思考がインナーチャイルドとなりました。そして、現在でも同じような状況になると感情的になり、注意されても従いたくないと思ってしまうのです。
子どもっぽいインナーチャイルド
子どもっぽいインナーチャイルドは、傷ついたことで生まれたわけではなく、その人の子どもっぽい思考がもとになっています。
子どもっぽい思考とは、好きな事だけしていたい、あれもこれも欲しい、いつも遊んでいたい、面倒なことはしたくない、努力しないで有名になりたい、注目を浴びていたい、勉強をしたくないなどという考えです。
こうしたインナーチャイルドは、現在のあなたを怠け者にしていたり望みが叶わない状態にしています。傷ついているインナーチャイルドとは違うタイプではありますが、あなたの現在に問題を起こしている場合が多いのです。
例えば、お金が欲しいけれど努力はしたくないない。楽をしてお金を儲けたいと思っている場合、子どもっぽいインナーチャイルドが潜在意識にいます。お金を手にしている人で、何もしないで楽にお金を手に入れている人はいません。
「努力なしで楽にあなたも高収入になれます!」などと宣伝している人たちがいますが、本当に稼いでいる人は見えないところでそれなりの努力をしています。
でも、子どもっぽいインナーチャイルドはそれを知りません。「努力なし」「楽々」などに飛びつくのですが、すぐに結果が出ないので簡単にあきらめてしまいます。そして、「やっぱり自分は駄目だ」とやる気を失っていってしまいます。
やる事をきちんとやっていれば、その仕事で高収入を得られたかもしれませんが、子どもっぽいインナーチャイルドはきちんとやり続ける忍耐力もないので結果につながらないのです。
あなたはいくつ当てはまりますか?
インナーチャイルドは分かりづらいと申し上げましたが、次のようなことにインナーチャイルドが見え隠れしています。
- 見捨てられる怖さがある
- 完全主義で行動するまでに時間がかかる
- 親やその他の人に傷つけられたと思っている
- 自分はおかしいと違和感を持っている
- あるものを非常に怖がる
- 怒ることはいけないと思っている
- つまらない失敗をよくする
- 自分にまったく自信がない
- 先延ばし癖がある
- ちょっとしたことでイライラし当たってしまう
- 人に仕事を任せられない
- 親とは会いたくない
- よく失くし物をする
- 子どもをもつ自信がない
- 非常にプライドが高い
あなたにも当てはまることがありましたか?一つでもあれば、あなたにも問題を起こすインナーチャイルドがいるということです。
困ったインナーチャイルドを抱えてネガティブな思いで生きるのではなく、あなたがインナーチャイルドをコントロールして(潜在意識を変えて)もっとあなたの人生をより良く変えていきませんか。
インナーチャイルドは誰の心にもいるので心配し過ぎない
インナーチャイルドがいるとどこかおかしいのかもしれないと思ったり、駄目人間のような気がしたり、将来が暗く思えるかもしれません。しかし、インナーチャイルドは誰の心にもいますので、あなただけではありませんから、必要以上に心配しないでください。
どんな人でも傷ついているインナーチャイルドや子どもっぽいインナーチャイルドが心の中にいます。そのインナーチャイルドとうまく付き合っていけていれば、またはインナーチャイルドを上手にコントロールできていれば、問題ないのです。
ただ、あなたに現在悩んでいる問題があったり、よくわからないけれど心が重いなどという場合にはインナーチャイルドに向き合い、癒しと修正をなさると人生の流れが良くなっていかれると思います。
カウンセラーに相談しよう!自分一人では同じ思考回路に陥ってしまう
インナーチャイルドとの付き合い方や癒し方については様々な本やネットに載っていますので、一人で向き合ってインナーチャイルドをある程度癒すことはできます。
しかし、インナーチャイルドがひどく傷つけられたと感じていると、頑なであったり攻撃的になったりすることもあります。専門家の元でご相談なさる方が時間やお金はかかりますが、インナーチャイルドへのフォローや教えなどがきちんとしてもらいやすいでしょう。
また、一人でなさる時の一番の問題点は、自分の思考パターンから出ることができず、ぐるぐると同じ考えをしてしまったり、自己流の癒しに終わってしまい、本当の問題解決に至りにくいということがあります。
サラカオルでインナーチャイルドの相談をする
サラカオルでは「インナーチャイルド療法」を行っております。
サラカオルのインナーチャイルド療法の特徴は、癒しだけではなく、インナーチャイルドの修正をしてご相談者のインナーチャイルドをさらに成長させていくことです。
癒しだけですと、その時は良くなったように感じてもまた同じような問題が発生してしまいます。
インナーチャイルドは子ども心ですから、視野が狭く、出来事の一部しか見たり感じたりできないため、視野の広い大人の視点から子どもに新たなやり方や生き方を教える必要があります。そうすることで考え方の癖や行動の癖を変える修正ができるのです。
なんだか難しそうなことを書きましたがこれは私の仕事内容ですから、ご相談なさるあなたは安心してお気軽にご相談くださいね。
あなたの心が穏やかになることを心より願っております。