こんにちは。
安藤はま子です。
あなたは、「人生が思い通りにならなくてつまらない」「願っているのに望みが叶わない」などと思っていませんか?
もしそうであれば、潜在意識の中にある信じ込みの問題か、望みを叶えるために潜在意識に届けるやり方が上手くいっていないのかもしれません。
今回は、望みを叶えることと潜在意識はどんな関係があるのか、潜在意識に望みを上手く届けるためにはどうしたらいいのか、についてまとめてみました。
あなたの望みを少しでも叶えていただくためにお役立ていただければと思います。
意識について
心理学では、意識には「顕在意識」「潜在意識」、そして潜在意識の中にはさらに深くに「超意識」があると言われています。
「顕在意識」とは今考えていること、今ある状況などを自分で知覚できている意識のことです。
「潜在意識」は通常私たちが知覚できない意識です。潜在意識にはあなたの考えていることや記憶、取り込んだ情報などが全て溜まっています。顕在意識で考えたこと、経験したこと、様々な情報などが次々と潜在意識になっていきます。また、私たちの体を動かしているのも潜在意識です。潜在意識はある条件により知覚できることもあります。
「超意識」も私たちが通常は知覚できない意識です。潜在意識がさらに溜まった広大な記憶の貯蔵庫のような場です。量子物理学では、この無意識領域をゼロ・ポイント・フィールドと呼び、そうした場が私たちの周囲のどこかにあるという仮説があります。そこには宇宙の始まりからの全生命体の過去・現在・未来の情報が記憶されていると言われています。
意識はこのように大まかに3つに分かれています。この中の「潜在意識」と「超意識」を主に活用するのが今回解説する望みを叶える方法です(この先はすべて「潜在意識」と記載します)。人間のほとんどを支配しているのは潜在意識なのですから、潜在意識を上手く使えればあなたの望みをもっと叶え易くなることは確かです。
望みを叶えるために使うツール
望みを叶えるツールとして、「思考が現実化する」という考え方を使います。
ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」やジョセフ・マーフィやロンダ・バーンの「引き寄せ」の理論と同じようなものです。これらはあまりにも有名なのであなたもご存じだと思います。そして、もしかしたら、一度は試してみたことがあるかもしれませんね。
「思考が現実化する」とは、自分の望みを顕在意識で考え、時間をかけて潜在意識に溜めていくと、思考が徐々に現実になっていくという考え方です。もちろん私も「思考が現実化する」という方法を楽しみながら生活に取り入れています。本当に望んでいるものであれば不思議と現実化されるのですから、これらの理論を望みを叶えるツールとして使わないのはもったいないと思います。あなたの望みを叶えるためにこの「思考が現実化する」方法の使い方のコツをお伝えします。
ただ、これらの理論は心理学でも科学でも証明されているわけではありません。人生をより良くしていくための一つの方法として取り入れてみようと思えれば、けっこう面白くて、役に立ちます。
古今東西の識者が提唱してきた「思考が現実を創る」という考えは、それが真実であるかどうかはわかりませんが、すでに真理に近いものになっていることは確かです。
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思考が現実化するということについて科学的な側面での仮説についてもお話しておきます。量子物理学では、すべてのものはエネルギーでできていると言われています。家や花、水などすべてです。エネルギーは波という非物質になっているときと、粒という物質になっているときがあり、どちらになるかは私たちの意識と関係しています。
私たちが意識すると物質化し、意識していないと非物質の状態になることがわかっています。家、花、水なども、私が意識したときは物質化してその姿をあらわしますが、意識していないときには非物質化して見えなくなっているということです。思考するということは何かを意識することですので、その意識した思考が物質化(現実化)するのです。
例えば、「緑色の車が欲しい」と考えていると(意識していると)、その意識した緑色の車が物質化(現実化)してあらわれるということです。ただ、なぜ意識が物質化するのかは解明されていないようです。
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望みを叶えることと潜在意識との関係
望みを叶えることは表層の顕在意識だけでもできます。例えば夕食は家族が作ってくれることになっていて、でもメニューはわからないとします。その時に「今夜はカレーが食べたいなあ~」と心底思えば、帰宅したときにカレーメニューを登場させることは結構できます。
実はこれは顕在意識が素直に気持ちよく「カレーを食べたい」と望んだため、その思考が超意識に一瞬で送られ一瞬で現実化したのです。
しかし、少し高いものや珍しいものを手に入れたり、なりたい自分になるためには顕在意識だけでは難しく、望むものや望む姿になるためには思考を溜めていくことが必要になります。顕在意識の思考は溜まっていくと潜在意識になり、少しずつ現実化していきます。
しかし、潜在意識になった思考がそのまま現実化されるかというとそうではありません。潜在意識には過去に自分が考えたたくさんの思考が溜まっていて、その中でも大量に溜まっている考えが優先的に現実化されてしまうのです。
大量に溜まっている思考は、あなたが子どもの頃に考えた古い思考です。私たちは一つの信じ込みをつくると、それを繰り返し使っていくので、長い間に大量になっていきます。そのうえ、「できて嬉しい!」などというポジティブ思考より「自分は失敗することになっている!」などというネガティブ思考のほうがそれに伴う感情エネルギーが多いため、高速度で何回も思考が繰り返されてしまい大量に溜まってしまいます。
また、私たちが人間という体をもったのは心の成長のためですので、成長するためにネガティブな思考をつくる必要があるということもあり、潜在意識には望みを叶えるよりそれをブロックする思考がかなりあるのです。
このように、自分が望んだことが叶わないのは、潜在意識の中にある思考の問題が多々あるということです。ですから、潜在意識にアプローチして、あなたのの思い込みや勘違いを書き換えること、成長するための思考に書き換えをすることが重要だということなのです。また、心の成長を促すには行動することも大切になってきます。潜在意識の修正をしてポジティブな思考を増やすことで、人生もポジティブなものになり、望みを叶えながら心の幸せも手に入れることができるようになります。
現実化させる前に知っておくべきこと
思考を現実化させるコツをお伝えする前に、知っておかれるとより現実化させやすいことがありますので、先にまとめておきます。
誰でも望みは叶っている
思考が現実化することは特別なことではありません。誰にでも本当に望んでいることが現実化しているのです。
「都会に住みたい」と思っていたなら、現在あなたは都会のどこかに住んでいるでしょう。
「ピアニストになりたい」と思っていたなら、現在あなたはどんなピアニストかはわかりませんが、ピアニストになっているでしょう。
たとえネガティブな思考であっても、その思考に合った現実ができあがっています。ですから、望みが叶わない人はいないということです。潜在意識の信じ込みがずっとネガティブな思考や心の成長を促す必要のある思考のままですと、ずっとマイナスな引き寄せをしている状態になり、現実はいつも同じパターンの苦しい現実が起こってしまいます。
例えば、「寝て暮らしたい」という思いがどこかにあったなら、現在あなたは入院しているかもしれませんし、退院してもまた形は違うかもしれませんが「寝て暮らす」状況を創ってしまいます。
こんなふうに、良くも悪くも考えていることは時間差はありますが現実になっています。ただ、自分で意識できないことも多いですから、そう思えなくても仕方ないと思いますが。
思い描けなくても大丈夫
「思考は現実化する」「引き寄せ」の本など読むと、潜在意識に望みを入れるにはイメージ画像を思い描くことが大切だとよく書かれています。もちろんこれができる方は、画像ができるようにイメージしていけば効果的ではあります。しかし、中には画像が思い描けないという方もいます。
人間の脳の使い方にはその人特有の癖があり、視覚重視、聴覚重視、触覚重視などとわかれます。ですから、「画像が描きづらい」方もいるわけです。望みはあるわけですから、自分の得意なやり方で望みを潜在意識にインプットしていってもまったく問題ありませんので、あきらめないでくださいね。
映像を描けないと思う方は例えば下記のようなこともできます。
- 望みの物などの写真を見る
- 望みをクレヨンなどで絵にして見る
- レプリカなどを飾って見る、触る
- 望みをノートなどに書くようにする
- 望みを念じる
あなたに合った、楽しく、やる気になるやり方を探してみてください。私の経験した面白い現実化のエピソードを書いておきます。
もう20年くらい前のことですが、夫が会社の上の方から「金の地金のレプリカ」を、「ボーナスだよ」と言われ渡されたと持ち帰りました。「冗談がきついね」と夫婦で笑ったのですが、せっかくいただいたのでリビングに飾っておきました。でも、おもちゃですし有難みもなく無造作に飾っておき、時々埃をとりながら触って「これが本物なら嬉しいのにね」なんて苦笑しながらなんとなく考えていました。そうして数年が経ったある日、知り合いから「金が高くなりそうだから買ってみたら?」と突然言われました。せっかく教えていただいたので、それでは試しに買ってみましょうかと夫と初めて金を買いに行きました。そして、自分たちが買える範囲の金の地金を試しに買ったのです。驚いたことに、その金の地金はあのもらったレプリカと同じサイズと形の物でした!
こんなふうに、何気なく考えていたものが現実になってしまったお話です。すごく願わなくても時間をかけて現実化した例です。ちなみにこの金の地金はその後本当に値上がりしたので売って、臨時ボーナスとなりました。本当にボーナスになったので、金のレプリカをもらう前から私は、「臨時ボーナス欲しいなあ」なんてどこかで考えていた可能性がありますよね。面白いですね。
現実化させるための6つのコツ
先ほどの例のように、あまり何もしないで望みを叶えることもできますが、ここでは少しスピーディーに望みを叶えるコツをご紹介します。特に大切なコツを6つ、順番に説明したいと思います。
(1)自分の望みを明確にする
一番大切なことは自分の望みをハッキリさせることです。本当に望むものでないと現実化できないからです。
そのためには、紙と筆記用具を用意し、静かなところで目を閉じて自分自身に「私の欲しいものは何?」と素直な気持ちで問いかけてみることです。
すると、「結婚したい」「お金が欲しい」「車が欲しい」「家が欲しい」「健康になりたい」「年収をあげたい」等々の声が聞こえてくると思います。出てきたものはすべて記録します。
そして、それらの願望の中から本当に自分が叶えたいと心から強く思うものに1位から3位までの順位を付けます。
(2)何のためにそれが欲しいのかを明確にする
何が欲しいかだけでは動機がはっきりせず、望みを叶える力が弱すぎますので、「何のために?」という動機を明確にします。
また同じように目を閉じて、先ほどつけた1位から3位の望みについて「何のためにそれが欲しいの?」と自分自身に欲しい目的を問いかけてみます。
例 結婚したい→楽しいことや寂しさを分かち合える家族が欲しいから
お金が欲しい→会社を設立する費用にしたいから
車が欲しい→恋人と車でデートをしたいから
(3)疑いを持たず潜在意識に宣言する
あなたの望みが明確になったら、それを潜在意識に宣言します。この時に望みはさらに具体的にする方が潜在意識で形をつくりやすくなります。
例 結婚したい→「楽しいとき寂しいとき、夫や2人の子どもと楽しんだり寂しさを分かち合える家族を欲しいと思います。そのような家庭がつくれる相手と今年中に結婚します!」
そして宣言するときは、「それを必ず現実のものする!」と、疑いを持たないで宣言することが大切です。疑いというのは、「結婚できるのかな?」「今年中なんて無理かも」などの不安や心配などです。もし、浮かんでも、すぐスルーしましょう。とにかく必ず現実化すると思うことです。
(4)望んだことを受け取る覚悟をすること
前項にもつながることで、これはあまり意識していない部分ですが、私たちは望んだことを受け取ることに躊躇してしまうことがあります。それは望んだことを受け取ることで現在の生活が変わってしまったり、やらなけれならないことや心配などが新たに生まれることをなんとなくわかっているからです。
ここで躊躇すると、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態になり、望みが叶いません。
「結婚したい」と思っている人が、「結婚したら自由がなくなる」「お金がかかる」「喧嘩をしたらどうしよう」「家事は面倒くさい」のようなことを考えてしまうことはよくあることです。しかし、これらの不安や心配、怠慢は捨てましょう。
そのためには、不安や心配、怠慢などがある時には「その時になってから考えよう!」と思うことです。ほとんどの問題はその時になって考え、対処すれば何とかなることだからです。怠慢などはその人の心の成長に関係していますから、「いろいろ面倒なこともあるけれど結婚した方がきっと良くなる」と前向きに考えるような癖をつけましょう。
(5)行動も必要
思考が現実化することは確かなのですが、行動をまったくしないと現実化までにとても時間がかかります。金の地金のレプリカが本物の金の地金に変化するまでに数年かかったことでもお分かりかと思います。
確実に速く叶えたい方は、日々やるべきことをこなしていくことで現実化も速くなります。この辺りは、やりたいかやりたくないかその方によりますので、あまりあくせくやりたくない方は無理にしなくてもいいと思います。
ただ、現実化し始めると、自分でもその目標に向けて必要なことをするために動きたくなりますから、その時には労を惜しまずやるべきことをスピーディーにこなしていってください。
(6)上手くいかないときには潜在意識に聞いてみる
望みを叶えている途中で「なんで叶わないのだろう?」と思ったときは、潜在意識の自分に聞いてみるとうまくいくはずです。潜在意識には子どもの自分もいますし、かなり高度な意識の自分もいます。
落ち着ける場所で目を閉じて「望みが叶わないのはなんで?」などと尋ねてみましょう。すると「もう少し待たないとね」「行動してないからじゃあない?」などと返事がくると思います。
それで分からなければ、さらに「もう少しってどのくらい?」「行動するのが面倒なのだけれど?」などと聞いてみてください。すると「どのくらいかわからないけれど、楽しみながら待ってみたら」「あれもこれも行動するのは大変だけれど、小さいことひとつをまずやってみたら?」「今のままがいいんじゃないの?」などと答えてくれるでしょう。
どの意識が答えてくれるかはわかりませんが、潜在意識と対話をして素直に従ってみることができると、上手くいかないことが解消されると思います。
ポイントを押さえて願いを叶えよう!
望みを叶えるにはちょっとしたポイントがあります。
「普段から物事を良い方にとらえる癖をつける」、「潜在意識に望みを届けるには自分に合ったやり方でいい」、「望みや目的をハッキリさせる」、「望んだものを受け取れると信じる」、「現実化してきたら喜んで受け取る」、「できることはどんどん行動する」ことです。
こうしたポイントを押さえてあなたも望みを叶えてくださいね。
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