「あなたは人生に種まきをしていますか?」
植物の種まきと同じで、人生に種をまくと花が咲いたり実がなったりして感動や成果を得られるという話をどこかで見聞きしたことがあると思います。
種まきを意識的にすることで人生が変わっていくことは確かです。
人生において結果を出して豊かになりたい、幸せになりたいと思っている方には、この種まきについての記事が参考になるかと思います。
人生の種まきとは?
人生の種まきとはどのようなことでしょう?
種をまくと言ったら植物をイメージしますよね。ヒマワリの花を咲かせたいなら、ヒマワリの種をまいて育てれば時期が来てヒマワリの花が咲きます。ミカンを育てて実を収穫したいなら、ミカンの種をまいて育てれば実がなります。
人生の種まきもこれと同じです。自分が望むことの種をまくのです。しかし、植物には固有の種がありますが、人間には望むものを形にする種という目に見えるものはありません。では人生にまく種とは何かというと、「思考」のことなのです。思考こそが人生を創っていく種なのです。
あなたが「ヒマワリのような明るくて元気な女性になりたい!」という思考の種をあなたの人生にまけば、あなたは将来ヒマワリのような明るくて元気な女性になるでしょう。
「思考なんて」と思考の力を侮ってはいけません。あなたがまいた思考の種は芽をだして育っていき、現実化していくのですから。
人生に種をまく方法
では思考の種をどのように人生にまけばいいのでしょうか?それはある意味とても簡単なことです。
あなたが望むもの、望む人生を考えればいいだけなのです。
そして、その種が望みどおりの現実になるイメージをしていくと上手に種が育っていきます。
将来「子どもが2人欲しい」という望みがあるのでしたら、それがしっかりした種になるよう「ぜひとも男の子と女の子が欲しい!」と性別まで考えるのです。そしてこの時、男の子と女の子に囲まれている自分たち夫婦の幸せな様子をイメージするのです。ただこれだけですが、人生にしっかりした種をまいたことになります。
「作家になりたい」という望みがなんとなくあるのでしたら、それをしっかりした種にするため「私は必ず作家になる!」と考えをしっかり固めて考えるのです。そして同時に作家になって活躍し豊かになっているイメージをするのです。これであなたの人生に種がまけました。
次の項ではもう少し詳細に、しっかりとした良い種にするコツをお伝えします。
良い種にする2つのコツ
人生に種をまいていきたいなら、思考の種もしっかり良いものをまいた方が良い結果を手に入れられます。良い種とは、あなたの考えがそこにギュッと詰め込まれているものです。良い種にするには2つのコツがあります。
- 自分の望みを明確にする
- 望みを必ず叶えると決意する
自分の望みを明確にする
トウモロコシの種をまけばトウモロコシが育ち、実ります。これは種の中にトウモロコシになる情報が入っているからです。トウモロコシの情報以外の情報が入っていたら育ったものはトウモロコシにはならないのです。あなたが人生にまく種もあなたの望んだものがきちんと育つよう、あなたの望みを明確にして潜在意識にまく必要があります。
明確にするには達成できた未来の自分を文章にします。イメージできる方はイメージの力を使うと未来の形がわかりやすくなりますので、それを文章化すると具体的に書けるでしょう。望む結果がすでに実現しているかのように書いてみてください。
「将来独立して仕事をしたい」ということでしたら、「独立して○○の仕事を始めたらお客様から喜ばれ、収入も会社員時代の3倍になってやりがいがあり楽しくて仕方がない」
あなたがにっこりしたくなるような独立後の姿や望む環境などを思い描きましょう。
あなたが描いた通りの未来がその種から育っていくのですから、望むものをしっかりイメージして文章にしてください。「成功している自分を描くなんて無理だ」なんて思わず、自分に正直になり心が求める姿をしっかり描きましょう。
望みを必ず叶えると決意する
思考の種にはあなたの決意も入れましょう。これが入っていない種は芽が出ても上手く育ちません。
「将来独立して仕事をしたい」ということでしたら、「○年後に独立して自分も家族もお客様も喜べるよう仕事で成功するぞ!」などと自分に決意表明します。
こうすることで、種はギュッと引き締まり、あなたの望む未来を創っていってくれます。
思考の種をまいた後の4つのお手入れ
植物でも種をまいたら水や肥料をあげたりと、多少の世話は必要ですよね。人生に種まきをしても同じようにお手入れが必要です。下記の4つをなさってみてください。
- 望みを書いた文章を読む
- 望みを達成した自分をイメージをする
- 望みを達成したときの良い気分を感じる
- 達成するために必要な行動をする
これらを毎日行いたい方は習慣にして毎日行えばいいですし、時々で十分と思えば時々行うのでかまいません。
あなたがその種をどのくらい早く成長させたいかによります。
2番と3番が特に大切です。潜在意識は右脳だと言われています。右脳はイメージや感情で記憶していきます。ですからイメージと良い気分(感情)を鮮明にありありと感じることで潜在意識に蓄積されていき、それが溜まっていくことで徐々に現実が創られていきます。
それぞれについて簡単に説明します。
望みを書いた文章を読む
望む結果が実現しているかのように書いた文章を継続して読むことで、望んだものを忘れず強く意識にインプットさせていくことができます。これを繰り返していくことで潜在意識に記録されて、種である望みを成長させていくことができるのです。
望みを達成した自分をイメージをする
文章を読むだけでなく、望みを達成した自分のイメージをプラスすることで願いがより強くなり潜在意識へと変化していきます。こうして種は現実化に向けて成長していくのです。
イメージするときはゆったりとした気持ちで行う方がより潜在意識に届きやすいため、椅子に座るか横になり腹式呼吸した後に行ったり、寝る前や目覚めたばかりの時に行うとより効果的です。
望みを達成したときの良い気分を感じる
望んだことが実現したら、あなたはどんな気持ちがしますか?その時の感情を実際に感じ取って、イメージしながらその感情を味わってください。
そうすることで、潜在意識にイメージと共に感情がセットで記録されていきます。
達成するために必要な行動をする
行動することは花や木に肥料をやることと同じです。成長を早め立派な花や果実をつけるでしょう。あなたの望みの現実化を早め、しっかりとした結果を創り出します。望みを達成するために何をすればいいのか考え、少しずつ行動に移していきましょう。
種まきの時期はいつがいいのか?
植物の種なら、春、秋などとまく時期がありますが、私たちの人生に種まきの時期は特に時期はありません。しかし、妊娠などのように時期が限られている場合もありますので注意は必要です。
それでも、多くのことは人生に種をまくのに遅すぎることはありません。いつからでも大丈夫ですので、何か望みがあるのでしたら今から種まきをしてみてはいかがでしょうか?
自分の思いをより強めるためには、古くから言われていることを取り入れて時期を決めるのもいいでしょう。
占いなどでは何年周期で人生の種まきの時期が回って来るという考え方があり、その人が物事をスタートするのによい時期などを教えてくれます。
月の満ち欠けには意味があり、新月に新たなことをスタートするのに適していると言われています。
一番わかり易くて始めやすいのは1年のスタートである元日やあなたの誕生日ではないでしょうか。
思考の種まきは絶対に必要?
人生に種まきを意識的にするかしないかはあなたの自由です。人生設計や将来に興味がなければ、わざわざ種まきをしなくてもいいのではないでしょうか。
それに私たちは特別意識しなくても自然に種まきをしているものなのです。私たちは日々何万回も思考しています。そして同じような思考をたくさん繰り返しています。それが潜在意識になっていき、その思考が現実化しています。創られていく現実を受け入れ、流れのままに生きるのもその人らしい生き方だと思います。
ガーデニングをなさっている方は経験があると思うのですが、知らない間に鳥が運んできた種や風で飛んできた種が自分の敷地に自然にまかれて、芽を出して成長していくことがあります。これを育ててきれいな花を咲かせたり、大木にして素敵な庭木にしている人もいます。
意識的に種まきをするかしないかとは関係なく、私たちの潜在意識にはたくさんの種がまかれているわけです。
できればなるべく良い思考の種がまかれるといいですよね。不幸の種はあまりまかない方が将来の幸せ度が高いですから。そのためにも自分の考えていることを時々チェックして、ネガティブ思考になりがちな時にはポジティブ思考に変えることを習慣にしてみてください。難しいときにはカウンセリングを受けにいらしてください。
まとめ
人生の種まきとは、意識的に思考を潜在意識に埋めていくことです。
良い種にするためには2つのコツがあります。
自分の望みを明確にする
望みを必ず叶えると決意する
また、まいた種を望みどおりに育て上げる4つのことがあります。
望みを書いた文章を読む
望みを達成した自分をイメージをする
望みを達成したときの良い気分を感じる
達成するために必要な行動をする
あまり難しく考えずに、のんびりと収穫を楽しみにして種まきをしていかれてはいかがでしょうか。あきらめていたことが実現できるかもしれませんよ。